「良いゲームを作れば、マーケティングは必要ないのか」議論白熱。マーケティングは開発段階から始まっている

「良いゲームを作れば、マーケティングは必要ないのか」議論白熱。マーケティングは開発段階から始まっている

「良いゲームを作れば、マーケティングは必要ないのか」議論白熱。マーケティングは開発段階から始まっている

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1: ネギうどん ★ ID:u4M73eNQ9

「良いゲームを作れば、マーケティングは必要なくなる」との考えの是非を巡るスレッドが海外掲示版Redditのゲーム開発者系コミュニティr/gamedevに投じられ、議論を呼んでいる。

今回RedditユーザーのKyoN_tHe_DeStRoYeR氏が投じたのは、「良いゲームを作れば、マーケティングは必要なくなる(Make a good game and you don’t need marketing)」あるいは「楽しいゲームは売上が保証される(fun games are guaranteed to sell well)」といった考えに疑義を呈するスレッドだ。同氏はそうした考えがr/gamedevをはじめ一部で信じられているとしつつ、批判的に見ている模様。新作ゲームの本数が限られていた時代であればともかく、無数のゲームがリリースされる今日では売れるためには何らかのマーケティング施策やニュース・口コミが不可欠だとしている。

なお同氏が挙げた“ゲームが上質であれば売上が確約され、マーケティングが必要なくなる”といった考えは極論といえるだろう。スレッド内ではそもそもの出発点が的外れだといった指摘もありつつ、ゲームの品質とマーケティングの関係性について、ユーザーや開発者も含めさまざまな見解が集まっている。

このうちたとえば個人開発者のMatt White氏は、人気ジャンルであれば上質なゲームは成功する確率が高くなり、特にビジュアルにこだわって魅力的な見せ方をすればその可能性が一層高まるといった持論を述べている。同氏は2022年にリリースされたメトロイドヴァニア『Ghost Song』を手がけた人物。同作はユーザーレビュー900件中84%が好評とする「非常に好評」ステータスを得ており、不満点が指摘されつつ一定の評価を受けている。

Matt氏によれば同作は成功しているそうで、人気ジャンルであるメトロイドヴァニア、かつソウルライク要素も取り入れた作品であったことも売上に繋がったと考えている様子だ。また同時期には無名かつマーケティング力もない開発者仲間たちも同様に人気ジャンルの作品を開発して成功を収めていたといい、同氏の持論の根拠となっているのだろう。

一方でMatt氏は、品質だけでなく、作品の見せ方が平均的・凡庸だと売れ行きは運次第になるとの考えを説明。また不人気あるいは知名度のないジャンルのゲームでは売上の予測が難しいとの見方を伝えている。裏を返せば運に頼らずに売るためには、ゲームの良し悪しだけでなく、ジャンルや作品の見栄えといった、開発段階でのマーケティング的な観点が必要ということかもしれない。

このほかにもスレッド内では、『Kiwi Clicker』の開発者であり、tobspr Gamesにて『shapez 2』の開発にも携わったDimitri Kipper氏など、実績ある開発者が意見を述べている。同氏もまた想定顧客の多い「売れるゲームを作る」ことが重要だと説いており、期待に合致するような作品を作った上で、作風や持ち味をストアページ上でターゲット層に分かりやすく示すことが重要だとした。

続きはソースで
https://automaton-media.com/articles/newsjp/game-dev-20250902-356147/


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