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海外版「ゼルダ」が9600万円!? 今なぜ「レトロゲーム」ブームなのか 秋葉原の店舗で最も高値は「ネオジオ」ソフト
■海外版「スーパーマリオブラザーズ」は約2億2000万円
近年、中古ゲームは「レトロゲーム」と呼ばれ、市場全体がプレミア化している。数十年前のゲームにも、多くの買い手がつく状況が続いているのだ。
海外ではその傾向が顕著で、21年にはNES(海外版ファミコン)用「ゼルダの伝説」(87年発売)がオークションサイトの「eBay」にて87万ドル(約9600万円)、NINTENDO 64用「スーパーマリオ64」(96年発売)がオークションハウス「Heritage Auctions(ヘリテージ・オークションズ)」に出品され156万ドル(約1億7200万円)、NES用「スーパーマリオブラザーズ」(85年発売)はコレクターサイト「Rally」で200万ドル(約2億2000万円)で落札されている。
(略)
■「ネオジオ」
それでは、高値で取引されているハードやソフトには、ほかにどんなものがあるのだろうか。
「総合的に最も高値がついているのは、エス・エヌ・ケイが91年に発売した『ネオジオ』です。本体は現在7万~10万円程度ですが、ソフトは50万~100万円が相場。中でも『メタルスラッグ』(96年発売)は200万円の値がついています」
ネオジオは発売当時から本体価格が5万8000円、ソフトも3万円と、家庭用ゲーム機としては破格の高額だった。そのため流通数が少なく、結果として中古市場でも値段が高騰しているのだ。
ここまで来ると、もはや骨董品の域だが、家の倉庫で眠っているゲームを買い取りに出せば、相当な買値がつくのではないだろうか。
「特にメガドライブ(88年発売)やPCエンジン(87年発売)は、買い取りで来るお客様も少ないので、必然的に高くなりやすいですね。もし実家やおばあちゃんの家に帰ったときに、捨てずに残していたゲーム機本体やソフトがありましたら、ぜひ当店までお持ち込みください」
Nintendo Switch 2を購入するために……。いや、昔遊んだゲームを今、本当に欲している人たちのために、下取りに出すのもひとつの選択肢だろう。