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【韓国の建設業】国内契約額「産業設備 -35.1%」墜落! 国内工事額 0.8%↓ 14年ぶり最大墜落
これが非常に興味深いデータとなっています。ご注目いただきたい要所を以下に挙げます。
2024年建設業調査結果(暫定)要約
2024年建設業
企業体数 前年比1.4%増加、建設工事額1.4%増加、 建設契約額3.4%増加
□建設業企業体数は8万9,094で、前年対比1.4%(1,203個)増加
○首都圏が3万1,320個、首都圏以外の地域が5万7,774個で、それぞれ0.9%、1.7%増加
□建設工事額は364兆ウォンで、前年対比1.4%(5兆ウォン)増加
○国内工事額は316兆ウォンで、前年対比0.8%(3兆ウォン)減少
海外工事額は48兆ウォンで前年対比18.3%(7兆ウォン)増加
(国内工事額)土木(9.8%)、産業設備(1.6%)および造園(5.7%)部門は増加したが、建築(-3.2%)部門は減少
(海外工事額)アメリカ(40.3%)、中東(31.9%)などで増加
□ 建設契約額は307兆ウォンで、前年対比3.4%(10兆ウォン)増加
○ 国内契約額は267兆ウォンで、前年対比3.4%(9兆ウォン)増加、海外契約額は41兆ウォンで2.9%(1兆ウォン)増加
(国内契約額)産業設備(-35.1%)、造園(-15.5%)部門は減少したが、建築(9.5%)、土木(13.0%)部門は増加
(海外契約額)中東(91.9%)、オセアニア(318.3%)で増加
⇒参照・引用元:『韓国 統計庁』公式サイト「2024년 건설업조사 결과(잠정) [공사실적 부문]」
韓国のどん底景気を証明するように、韓国内での工事額が対前年比で-0.8%と減少。
この数字は、2010年以来「14年ぶりの最大下落幅」です。
特に建築分野の-3.2% が大きく響いており、マンション・オフィスなどの着工減退が影響しているのが見えます。
その代わりに海外での工事額が対前年比で「+18.3%」と急増しています。
特筆すべきは、韓国内の契約額で「産業設備」が対前年比-35.1%」と激減していることです。
建設工事実績(316兆ウォン)が微減にとどまったのに比べ、契約ベースでこれだけ落ち込んでいるのは、2025年以降の国内設備投資がさらに冷え込む前兆と解釈できます。
これはとりもなおさず2024年に韓国企業が国内に投資しなかったことを意味しているので、半導体メガクラスター造成だー!などの話は一体どこにいったのでしょうか。
これではGDP成長率が上がらなくても当然でしょう。
また海外工事額が「+18.3%」と大幅増している点には要注目です。特に中東・アメリカ が牽引。
海外契約額も中東(91.9%)、オセアニア(318.3%)と無茶苦茶な激増ぶりを見せています。
国内低迷を「海外受注」で補う構図が強まっていると見ることがでできます。
(吉田ハンチング@dcp)
https://money1.jp/archives/153779