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1 煮卵 ★ :2025/07/27(日) 09:58:15.33 ID:sqaPnmUI9
注意報が出ているのはイネカメムシの他、ミナミアオカメムシ、クモヘリカメムシ、カスミカメムシ類。イネカメムシは穂をつけたばかりの水稲の汁を吸って実がつかなくしてしまうため、実験では1株に2匹つけば15%、8匹つけば73%の減収となることが確認されている。何も対策しなかった場合、水田全体での収量は半分以下に落ち込むという。
防除所の調査によると、7月上旬に県内23地点の水田で斑点米カメムシの生息率を調べたところ、13地点(56・6%)で生息を確認。22地点を調べた前年同時期の5地点(22・7%)を大きく上回った。虫を誘引する白熱灯を使った県内3地点での生息数調査では、加西市を中心に多くの種がここ10年での最多を更新。6月下旬から確認されていたイネカメムシは、加西市と朝来市で過去最多となった。例年ピークは7月下旬から8月上旬のため、今後さらに増える可能性がある。
大発生の背景は気候の温暖化とみられ、虫自体の活発化に加えて餌となるイネ科雑草の発育により繁殖活動が早まっているという。県内では2008~23年度まで16年間注意報は出ていなかったが、21~23年度も注意を促す防除情報が出ていた。防除所の冨原工弥・主任研究員は「穂がつく前に虫が増えてしまえば被害はさらに大きくなる。夜行性のイネカメムシは数日で大量に侵入してくることもあり、確認したら迷わず薬剤を使ってほしい」と話している。
【稲生陽】
[毎日新聞]
2025/7/27(日) 9:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fb1c76dc35c4482cdfe9d39cb5f3a3c5a401dbc