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【矛盾に気付いてない韓国】「厚生年金」記録、無いと言っていたのに言葉を変えた日本…強制動員を隠蔽
[アンカー]日本戦犯企業・三菱が強制動員被害を賠償せよとの大法院判決が下されて3年が過ぎました。ところが賠償を受け取るには高齢の被害者が強制動員被害事実を自ら立証しなければならないのが現実です。
ところで日本政府は重要な証拠である厚生年金資料をないと言ったり、規定まで変えて年金手当の受領を難しくしていました。東京チ・ジョンイク特派員が独占報道します。
[レポート]太平洋戦争当時の強制動員被害者の訴訟を助ける名古屋訴訟支援会。今年3月、被害者11人の強制動員事実を確認するために日本年金機構に厚生年金加入記録の照会を申し込みました。しかし帰ってきたのは「記録はない」という返事だけ。
支援会は生存被害者であるチョン・シニョン、ハルモニの当時の写真、創氏改名の名前、年金番号まで提示して再確認を要請しました。今回は日本の国会議員が代理申請者に出ました。すると「戦争中の記録は消えたが」厚生年金加入は認められる、という新しい返事がきました。
五カ月ぶりに受けた回答票には強制動員現場である「名古屋三菱航空機製作所」と「加入期間」まで明示されています。
[コイデ・ユタカ事務局長/名古屋訴訟支援会:「国会議員の圧力に屈したのではないと言われました。(それが全てだったのですか?)はい。」]
70年以上過ぎても年金手当ては1945年当時、受けとる金額だけ認めるという日本政府の計算通りなら、チョン、ハルモニが受け取る年金手当ては1050ウォン程度の99円に過ぎません。その上、規定が変わったとして厚生年金手当てを被害者本人が直接申し込まなければならない、という返事が付いてきました。
[コイデ・ユタカ事務局長/名古屋訴訟支援会:「(通常の日本行政手続きを考えればかなり時間がかかるでしょう?)そうです。本人が死亡することを期待しているのではないか、という気がします。」]
被害者の追加訴訟を防ぐために資料を意図的に隠しているのではないかと市民団体は疑惑を提起します。
[イ・クコン代表/勤労挺身隊ハルモニを助ける市民の会:「取っていく時は何も言わずにぶん取っていき、戻す時は申請人が証拠を突きつけて確認することが必要というのはもう一度、被害者を愚弄するものと思います。」]
日本政府の偽りと隠蔽、そして韓国政府の無関心の中、強制動員被害者が賠償と謝罪を受けられる時間はますます減っています。
東京からKBS ニュース、チ・ジョンイクでした。
KBSニュース(韓国語)
https://news.kbs.co.kr/news/view.do?ncd=5339259