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韓国の国家安保室長、ルビオ米国務長官との会談不発。韓国大統領室が「米国に蹴られたわけではない」と釈明文書を出す事態に
日本は15%で一応まとまったのですが、韓国は日限が迫り、非常に焦っています。
産業通商資源部の部長(長官)と産業通商資源部の通商交渉本部長が慌てふためき、前後して韓国を出国。
韓国メディアでは「07月25日に米韓2+2会談だ」などと威勢のよいことをいっていたのですが、これが合衆国側の都合によってドタキャンされました。
スコット・ベセント財務長官の「緊急の用事」で会談が行われないことになったのです。
先にご紹介したとおり、そもそもこれは「2+2」なのか――という疑問もありますが、韓国にとっては大空振りです。
韓国国家安保室長がルビオ長官に会えず!
さらに面白いことが分かりました。
大統領室の魏聖洛(ウィ・ソンラク)安保室長が渡米していたのですが、会談相手と模索していた合衆国のマルコ・ルビオ国務長官に、結局「会えずじまい」に終わったことが判明しました。
魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は2025年07月06~08日(現地時間)に渡米してマルコ・ルビオ国務長官と協議を行いました。
このときには「単なる通商にとどまらず、投資・輸入・安全保障など両国間の全般的な懸案を一緒に議論しようと提案した」――だったのですが、今回は会えなかったようです。
また、「ならば……」と魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は、Howard Lutnick(ハワード・ルトニック)商務長官との面会も模索したのですが――「実現したかどうかは不明」と『毎日経済』は書いています。
面白いのは、この『毎日経済』などの記事について、韓国大統領室がすぐさま反論していることです。
「合衆国は韓国が嫌い?」
2025年07月24日、韓国の大統領室は以下のような説明リリースを出しました。
(略)
面白いのは、韓国政府側が非常にビビっていることです。
韓国メディア『毎日経済』が報じるところによれば、「2+2会談」(なるもの)がドタキャンされたことについて、韓国政府関係者が、
「米韓間の協議に対する米国側の立場や認識が反映されたものではない」
「今回の2+2会議の中止はスコット・ベセント米財務長官の急な事情によるものだ」
「韓国との協議に関連して、他の含むところがあるとは見なしがたい」
と述べた――となっています。
つまり「合衆国に嫌われているのではない」と主張しているわけです。上掲の大統領室が開示した「説明」も同様の主旨でしょう。
(吉田ハンチング@dcp)