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【第3回台湾チャーハン王】16日に全国大会 国産米と地域性ある食材PR
ベーシック部門で全国大会進出を決めた花蓮のエビのケチャップチャーハン
(花蓮中央社)台湾全土で最もおいしいチャーハンを決める第3回「台湾チャーハン王」コンテストの「東エリア」の地区予選通過者が先月30日、発表された。今月16日に行われる全国大会で、北、中、南の3エリアの代表者と腕を競う。
主催する行政院(内閣)農業委員会農糧署によると、コンテストは生産履歴の認証マークを取得している国産米と各地域の特色ある農産品を使ったチャーハンの推進と普及を図るために2019年から開催。ベーシック(経典天王)部門、アイデア(創意巨星)部門の2つの部門があり、各部門の優勝者には賞金10万台湾元(約41万円)や冷凍商品化のための奨励金などが贈られる。
北東部・宜蘭県、東部・花蓮県と台東県の飲食店や団体を対象に行われた「東エリア」の地区予選では、事前の審査を勝ち抜いたベーシック部門に13組、アイデア部門には16組が出場し、自慢の腕を競った。
ベーシック部門では花蓮のエビのケチャップチャーハン、アイデア部門では、宜蘭の牛肉麺チャーハンと台東のごま油をベースにした調味料「麻油ショウガ」を使ったポークチャーハンがそれぞれ全国大会への切符を手にした。
エビのケチャップチャーハンは、エビとパイナップルを加えた甘酸っぱい風味が特徴的な一品。牛肉麺チャーハンは、牛肉麺の具材をチャーハンに移植した。ポークチャーハンは、ウエットエイジングさせた台東産の豚肉を使い、独特の風味と食感が楽しめる。
農糧署によると、食感や風味以外に、見た目の独自性や商品化の可能性、購買意欲をかき立てる潜在力なども審査のポイントになるという。
(李先鳳/編集:齊藤啓介)
中央社フォーカス台湾 2021/12/01 17:02
https://japan.focustaiwan.tw/society/202112010007