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阪神佐藤輝明「来年あそこに行けるよう」苦手ヤクルトにリベンジ日本一宣言
阪神佐藤輝明内野手(22)が28日、日本一への決意を新たにした。前夜27日に日本シリーズを視聴し、ヤクルトの胴上げを目に焼き付けた。今季はツバメ軍団からプロ1号を放ったが、その後は厳しい攻めを受け、対戦打率1割4分8厘と苦戦。リベンジでの日本一を誓った。甲子園での秋季練習後、若手主体で行われた鳴尾浜での強化練習はこの日で打ち上げ。だが、佐藤輝はトレーニングを継続し、来季巻き返しを期す。
荷物をまとめ、キャリーケースを引いた佐藤輝が立ち止まった。鳴尾浜で3日間参加した強化練習はこの日で打ち上げ。ユニホームを着ての練習は、来年2月のキャンプ前、ラストだった。言葉に熱がこもった。
佐藤輝 来年はあそこに行けるように、ということ。頑張って、日本一を目指してやっていきたいと思います。
前夜、セ・リーグ王者ヤクルトが神戸で日本一を決めた。テレビ画面越しに見た「あそこ」の光景はまぶしかった。悔しさが湧かないはずがない。1年目の今季は後半大不振に陥ったが、特にヤクルト戦は通算打率1割4分8厘、3本塁打に抑えられた。開幕2戦目に神宮でプロ1号2ランを放った後は、激しいマークに遭い、思うような打撃をさせてもらえなかった。
佐藤輝 出てくるピッチャー全員が良かったので、すごいチーム。セ・リーグで一番(投手陣が)良かっただろうし、だから優勝したと思います。来年は打ち崩せるように僕自身もそうですし、全体としてやって勝てたらいいかなと思います。
悔しさを胸に、秋は静かに牙を研いだ。シーズン終盤に左膝を痛めた影響で、秋季練習に続き、鳴尾浜での3日間の強化練習も一部別メニュー。ランメニューに参加せず、室内でのウエートトレーニングに費やした。屋外では打撃練習を中心に、新任の藤井康1・2軍巡回打撃コーチの「4スタンス理論」に基づいた指導で、引き出しを増やしている。
佐藤輝 全体的にもっと全身を使って(バットを)振ろうと言われている。1つ1つ考えながらやっていきたい。キャンプに全力でいけるように12月、1月とやっていく予定です。
練習後はナインが鳴尾浜の球場施設を清掃し、この日で今年のチーム活動は一区切り。だが、佐藤輝は休まず、寮に隣接するグラウンドで個人練習を継続する予定だ。背番号8の復活なくして、日本一は望めない。ライバルを打ち砕くべく、このオフ、もっと強くなる。【中野椋】
◆佐藤輝のヤクルト戦 3月26日の開幕戦(神宮)に6番右翼で出場し、2回の初打席で小川から左犠飛で初打点。27日には田口から初安打初得点となる1号2ランを放った。だが通算打率は1割4分8厘で、対戦球団別では中日戦の1割2分9厘に次ぐワースト2位に抑え込まれた。ヤクルト戦は61打数で31三振。1・97打数に1個のペースで三振し、セ対戦別で最悪。特に奥川を苦手にし、7打数3三振でノーヒットに抑え込まれた。
打倒・ヤクルト!
【阪神】佐藤輝明、“燕返し”誓う「来年は打ち崩せるように」打倒日本一軍団だ : スポーツ報知 https://hochi.news/articles/20211129-OHT1T51004.html …