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【韓国】「平和の少女像はベルリンで唯一の反性暴行銅像」~少女像前で「女性に対する暴力撤廃国際日」集会
▲「ベルリンの反性暴行の象徴・少女像、本来の場所に留まらなければ」
(訳注:3枚目の垂れ幕のドイツ語”WIR SIND DIE FREIDENS-STATUE.”は「我々は平和像」と訳される)
「女性は犠牲者ではない。ベルリンで反性暴行を象徴する唯一の銅像・少女像は本来の席に留まらなければならない」
27日(現地時間)ベルリン平和の少女像前で25日、国連が定めた「女性に対する暴力撤廃国際日」を契機に少女像が本来の場所に留まらなければなければならないと促す集会が開かれた。
在独市民社会団体であるコリア協議会とドイツ市民団体極右に反対するハルモニの会、クラジ女性連合の主催で開かれたこの日の集会には市民と活動家100人余りが参加した。
チェ・ヨンスク、コリア協議会慰安婦共同研究会活動家は「女性に対する暴力撤廃国際日をむかえて1991年、初めて沈黙を破った日本軍慰安婦被害者キム・ハクスンから始まった私たちの戦いをドイツの歴史の一分と認定し、少女像を女性に対する性暴行反対の象徴として、ここにずっと存続する様促す」と話した。
チョン・ソンギョン韓民族女性ネットワーク会長は「少女像は戦時性暴行がこれ以上起きてはならない、ということを記憶するよう警告し、私たちとともに反女性暴力の日をむかえて女性は犠牲者ではないと叫んでいる」としながら「少女像は1年ではなく、ずっと私たちと共になければならない」と話した。
この日、参加者は少女像の前の車道を歩いてミッテ区庁分院まで行進し、決議文を朗読した。参加者は決議文で「昨年9月、ベルリンにたった平和の少女像は全世界的に屈しない闘争の手本になる日本軍慰安婦被害者の象徴。ベルリンで唯一、反性暴行を象徴する銅像である少女像は本来の場所に留まらなければならない」と主張した。
彼らは「少女像が立てられた直後から日本政府は撤去を圧迫し、ミッテ区庁は一週間以内に撤去を要求したが、内外から抵抗の末、阻止できた。ミッテ区議会の度重なる永久存続決議にもミッテ区庁はすべての臨時に設置された記念碑は最大2年間だけ留まることができるとし、設置期限を来年まで1年延長するだけに終わった」と明らかにした。
彼らは「自分たちが犯した行為を否認する戦犯国家、加害者の擁護を止め、条件なしに少女像を本来の場所に留まるようにせよ。ベルリン市民は少女像が留まることを望んでいる」と強調した。
この日、集会の渦中に地下鉄の駅へ向かったある住民は「少女像が日本政府の圧迫で危険なのが信じられない」と悔しさをにじませながら、「少女像は反日でもなく、韓国のものでもなく、この町内にある。ここに留まらなければならない」と指摘した。
[聯合ニュース]
毎日経済(韓国語)
https://www.mk.co.kr/news/society/view/2021/11/1100591/