カナヅチキッズ急増へ…「学校プール減少」がメダル数減少の競泳界に追い打ちをかける

カナヅチキッズ急増へ…「学校プール減少」がメダル数減少の競泳界に追い打ちをかける

カナヅチキッズ急増へ…「学校プール減少」がメダル数減少の競泳界に追い打ちをかける

1 ネギうどん ★ :2025/05/20(火) 10:51:36.90

 かつての金メダリストが警鐘を鳴らした。

 日本水泳連盟の鈴木大地会長(58)が学校水泳施設や授業の減少についてコメントを発表。「学校プール施設の減少は『水泳実技授業』実施校の減少にもつながるものとして大変憂慮している」と記し、「陸上運動とは異なり水の特性を体感することから始まる水泳は、体験無くして習得することは不可能」と、実体験の必要性を説いた。

 近年、全国の小中学校でプール設置数が減少。主な原因はプール施設の老朽化や維持費のコスト増加、猛暑による屋外プールの稼働日数減少、文部科学省の定める学習指導要領で実技授業が任意となっていることなどさまざま。複数校での共同利用や公営・民間プールの活用で対策を講じたいとしているが、このままでは「泳げない子供」が急増する可能性もある。

 スポーツアナリストの春日良一氏はこう言う。

「こうなってしまった原因のひとつは、教育現場の教員の熱意のなさと言ったら言い過ぎでしょうか? おかしいのは、プール指導で教員はプールの中に入ることなく、陸から与えられたマニュアルを指導するだけ。『先生たちが大変だから水泳授業から手を引こう』という考えや流れになっていること自体が大きな問題です。企業もお金がなくなるとまずスポーツを切ってしまう。体の基本は運動であり、生涯スポーツであることを理解していないのです。免疫力も健康も身体運動が創出します」

「鈴木会長が言っていた水難事故防止の観点はとても重要で、水難事故が多いタイやベトナムなどでは救命道具を増やして、溺れたときにどう助けるかを訓練していますが、そうではなく、小さいときから水と親しむことで、ポジティブに水難防止策を体で学んでいくことが大切。今後は文科省の定めた実技指導を任意ではなく必須にすること。地元や地域と協力して根本的なスポーツ改革をしていくべきだと思います。教えるのではなく楽しく共に泳ぐことこそ教育なのです」

 日本の競泳界はここ数年、メダル数が減少している。コーチと連盟のゴタゴタが一因ではあるものの、水泳授業の減少で水に親しむ機会が失われれば、競技人口にも影響が出かねない。

 競泳界に長い「冬の時代」到来ーーとならなければいいが……。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/371605

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