【朝貢使節】朝鮮通信使、リング下を行進　万博で韓国ナショナルデー　ファッションショーも華やかに

大阪・関西万博の韓国ナショナルデーを迎え、「朝鮮通信使」の衣装で大屋根リングの下を行進するパレード＝13日午後、大阪市此花区の夢洲（恵守乾撮影）

大阪・関西万博で13日、韓国が「ナショナルデー」を迎え、江戸時代に朝鮮王朝から日本へ派遣された外交使節団「朝鮮通信使」の民族衣装に身をつつんだパレードが会場を彩った。16日までの4日間にわたるナショナルデー関連イベントも開幕。韓国文化を題材にしたショーには、韓国でも活躍する俳優の坂口健太郎さんが出演した。

パレードは今年が日韓国交正常化から60年の節目となることに合わせ、両国交流の歴史にちなんだという。民族衣装の旗手や音楽隊などからなるパレードは韓国パビリオンの前から大屋根リングの下を通り、約1時間かけて行進。大勢の来場者が集まり、写真を撮ったり手拍子をしたりして楽しむ姿がみられた。

関連イベントで行われた、韓国の民族衣装を披露するファッションショー＝13日午後、大阪市此花区（柿平博文撮影）

韓国の食を楽しむ観光フェスタも開かれた＝13日午後、大阪市此花区（柿平博文撮影）

関連イベント「KOREA Connected」もこの日始まった。16日までの4日間、観光やグルメ、人気ドラマのロケ地をVR（仮想現実）で体験できるイベントなどを開催する。13日はファッションショーや歌手によるライブが披露され、約900人が来場。坂口さんを「韓国観光名誉広報大使」とする任命式も行われた。（田村慶子）

産経新聞 2025/5/13 21:12
https://www.sankei.com/article/20250513-SZOAT2LP3RMJ5KJ2LY7HX26QRU/