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ドジャースのキム・ヘソン、大リーグ初の2塁打は「盗まれた」 韓国メディア嘆き…セーフ判定もチャレンジで覆る
■「3打数1安打の好成績を残してドジャースの勝利を導く」
ドジャースは2025年5月12日(日本時間)、敵地チェイス・フィールドでアリゾナ・ダイヤモンドバックスと対戦し、キムは「8番・セカンド」で先発出場した。
チャンスがめぐってきたのは、3点リードの6回だ。
先頭のマイケル・コンフォート外野手(32)がライト前ヒットで出塁。続くキムは、2球目のナックルカーブをセンター前に運んだ。俊足のキムは果敢に2塁を狙った。
センターからの送球でクロスプレーになったが、塁審の判定はセーフだった。この判定に対して、ダイヤモンドバックスベンチが動き、チャンレンジした。
結果、判定が覆りキムはアウトとなった。その瞬間、キムは天を仰ぎ、傍らでその様子を見ていたダイヤモンドバックスのヘラルド・ペルドモ内野手(25)は、キムの肩を叩いて慰めた。
大リーグの名門ドジャースに所属するキムは、出身地・韓国での注目度が非常に高い。韓国メディアは連日、特集記事を組み、キムのプレーに一喜一憂している。
韓国地元メディア「SPOTVNEWS」(ウェブ版)は、「キム・ヘソン、『大リーグ初の2塁打を盗まれた』相手選手も慰める…3打数1安打の好成績を残してドジャースの勝利を導く」とのタイトルで記事を公開した。
「キム・ヘソンは1塁で満足しなかった」
記事では、6回のシーンを、こう振り返った。
「キム・ヘソンは1塁で満足しなかった。センターのボール処理が遅れた隙を逃さず2塁まで挑戦した。最初の判定はセーフだったが、アリゾナベンチのチャレンジで覆された。ビデオ判定の結果、キム・ヘソンのスパイクが2塁手のグローブの先に触れた。キム・ヘソンの大リーグ初の2塁打を奪ったチャレンジだった」
キムは2塁でアウトになったものの、1塁走者のコンフォートは3塁に進塁。2死後に大谷翔平選手(30)に打席が回り、大谷はライト前にタイムリーヒットを放ち、4点目を追加した。
キムはマイナーで開幕を迎え、5月4日に念願の大リーグ昇格を果たした。持ち前の俊足に加え、課題の打撃が好調で、ここまで9試合に出場し打率.318、2打点、2盗塁を記録。韓国国内での注目度はさらに上がっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7d186262c34c2327668461c549c4f06258fefda