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【医療崩壊】韓国5大病院 もう病床ない
「もう本当に飽和状態だ。これ以上は患者を受け入れる余裕がない」。
新型コロナ重症患者が612人に増えて過去最多となった25日、いわゆる「ビッグ5」と呼ばれるソウル上級総合病院から一斉に出てきた声だ。この日午後2時を基準にこれら病院の新型コロナ重症患者病床現況を見ると、患者でほぼ埋まっている状態だった。余力はソウル大病院が36床のうち4床、ソウル峨山(アサン)病院が41床のうち12床、サムスンソウル病院が31個のうち2床、ソウル聖母病院が20床のうち2床、セブランス病院が37床のうち1床だ。全体を合わせても21床しか残っていない。
◆「一日感染者1万人まで対応可能」と言ったが…4000人で病床逼迫
全国基準で見ても病床状況は深刻だ。この日0時基準で全国重症患者病床の稼働率は71.5%。首都圏は83.9%、ソウルは85.5%にのぼる。医療界は「すぐに使用可能な病床はこうした数字より少ない」と指摘する。首都圏のある公共病院の関係者は「病床が1つ空いたからと言ってすぐに入ることができるのではなく、空いた病床を消毒して医療スタッフが再整備する時間が必要」とし「通常8、9割ならすべて埋まっていると考えるべき」と説明した。
政府は段階的日常回復(ウィズコロナ)施行初期、一日の感染者数5000-1万人を想定して対応していると明らかにしたが、施行4週目で危機を迎えた。5000人より少ない4000人前後の感染者でもすでに医療対応問題が続いている。前日、中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は「その間、1%半ばの重症患者発生率だったが、最近は2%半ばまで上がっている」とし「従来の想定なら一日の感染者5000人水準まで重症患者が増えている状況」と説明した。
中央日報 2021.11.26 08:18