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韓国、序列第4位の社会副首相が大統領代行業務を開始…「国政に空白・混乱がないように」全部署に指示
李代行はこの日、全部署と公職者にこのような内容の緊急指示を与えた。まず安保分野に関連し、国防部長官職務代行に「軍の警戒と対備を徹底的に維持し、あらゆる挑発の可能性に迅速かつ断固として対応することができるように準備態勢を最高水準に引き上げてほしい」と指示した。
合同参謀本部議長には「作戦指揮体系を確固とし、有事の際には迅速かつ断固として対応することができるようにすべての軍部隊の対備態勢を点検・強化すること」を注文した。
外交部長官には「主要友邦と緊密に協力し、大韓民国に対する国際社会の信頼を維持し、外交懸案の管理に隙がないように徹底的に対応すること」を指示した。
民生治安や選挙管理に関連しては、行政安全部長官職務代行に「大統領選挙を約1カ月後に控えていることから、公正かつ秩序正しく選挙が行われるように行政安全部をはじめとする関係部署と地方自治体が積極的に協議して必要なすべての支援を提供することに不足がないようにすること」と強調した。
また「すべての公職者が厳正な勤務規律を維持して今後選挙に関連して公務員が政治的中立を維持するように関連の事項を厳格に管理すること」を指示した。
企画財政部長官職務代行には「対内外の経済環境が厳しい状況で、金融市場の変動状況に備えて経済的不確実性を最小化できるように万全を期すこと」を指示した。
当初、韓悳洙氏の辞任によって崔相穆氏がこの日0時から代行職を引き継ぐ予定だったが、崔氏も同じ日に辞任して李周浩氏が代行職を受け継いだ。大統領と首相、経済副首相の職が相次いで空席となり、国務委員序列4位である社会副首相が大統領と首相の役割まで「1人3役」を果たすことになった。李代行は6・3大統領選挙まで33日間、国政運営の責任を負うことになる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fba0a306bcca4394dbfdfe43591f72a57d910f37