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FF16プロデューサー「若い世代や海外勢はコマンドRPGの意味がわからない」
 吉田: 
続いてコマンドに関してですが、こちらも若い世代のゲーマーや、海外のゲームファンと会話したときに印象的だったこととして、彼らは「コマンドの意味がよくわからない」と言うのです。
よいとか悪いではなく、「ターン制やコマンドのことをどう思う?」と聞くと、「ターン制はボードゲームなどにもあるからわかるが、コマンドは意味がわからない」と。
そして「意味がわからないとは?」と返すと、「だって、(ほかのゲームでは)ボタンを押せば剣を振ったり銃を撃ったりできるのに、なぜわざわざ文字を選ぶの?」ということでした。
続いてコマンドに関してですが、こちらも若い世代のゲーマーや、海外のゲームファンと会話したときに印象的だったこととして、彼らは「コマンドの意味がよくわからない」と言うのです。
よいとか悪いではなく、「ターン制やコマンドのことをどう思う?」と聞くと、「ターン制はボードゲームなどにもあるからわかるが、コマンドは意味がわからない」と。
そして「意味がわからないとは?」と返すと、「だって、(ほかのゲームでは)ボタンを押せば剣を振ったり銃を撃ったりできるのに、なぜわざわざ文字を選ぶの?」ということでした。
 振り返ってみると、コンピュータRPGはテーブルトークをベースにしており、コンピュータにゲームマスターをやってもらうことでゲームが成り立っています。 
 そしてコマンド制RPGが主流だったころは、ゲーム機のメモリも容量も足りなかったので、キャラクターそのものに多彩な行動をさせるわけにはいかなかった。 
 そこで、テーブルトークのやりとりと同じように“言葉を選ぶことで行動させる”という考え方が、コマンドのスタートラインになったのだと思います。 
 ですが、いまの家庭用ゲーム機は高性能パソコン並のパワーを持つようになり、すべてリアルタイムで処理できるようになりました。 
 その結果、とくに“『GTA』世代”と呼ばれる人たち以降のゲーマーからすれば、いちいち“コマンドを選ぶ”という操作を挟む意図や、“コマンド”という言葉そのものの意味もつかみにくいようでした。 
 例えば「攻撃するためには“たたかう”を選ぶ必要があるが、そもそもすでに戦闘状態なのに“たたかう”とは?」といった感じで、純粋に意図がわからない、ということなのだなと思ったのです。 
 https://dengekionline.com/articles/137641/ 
		  	      
      







