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【IMF】 韓国の25年成長率見通し 1.0%に大幅下方修正
IMFは今年の世界経済成長率見通しを1月から0.5ポイント下方修正した2.8%、来年は0.3ポイント引き下げた3.0%との見通しを示した。
米国の今年の経済成長率は1.8%とした。1月の見通しでは前回から0.5ポイント引き上げた2.7%と予想したが、今回は0.9ポイント下方修正した。来年は1.7%とし、1月の予想から0.4ポイント引き下げた。
中国は今年と来年ともに4.0%と予想。それぞれ前回から0.6ポイント、0.5ポイント引き下げた。
また、▼ドイツが0%(前回予想から0.3ポイント引き下げ)▼日本が0.6%(0.5ポイント引き下げ)▼英国が1.1%(0.5ポイント引き下げ)▼カナダが1.4%(0.6ポイント引き下げ)
▼インドが6.2%(0.3ポイント引き下げ)▼メキシコがマイナス0.3%(1.7ポイント引き下げ)――など、主要国の今年の経済成長率見通しも軒並み下方修正した。
IMFが世界と主要国の経済成長率見通しを一斉に引き下げたのは、トランプ米大統領の関税政策と相手国の対抗措置を受けたものだ。
報告書が作成された今月14日時点で、中国製品に対する米国の実質関税率は115%に上った。米国の世界に対する実質関税率は約25%で、今年1月(3%未満)から大幅に上昇した。
IMFは、米国の関税措置が予測不能な展開を見せ、経済活動と成長率見通しに否定的影響を与えているとした上で「貿易戦争の激化とさらに高まった貿易政策の不確実性は、短期・長期の成長率をさらに低下させる可能性がある」と分析した。
今後の政策については「透明性と協力が必要だ」とし、「各国は安定的で予測可能な通商環境を促進するために協力し、債務再編を促進して共通の課題を解決しなければならない」と提言した。
2025.04.22 22:00
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250422000500882