【バンドリ!】気が合う二人や家族といえど、暮らしの中ではお互いのちょっとしたことが目に付いてしまうものである。

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【バンドリ!】気が合う二人や家族といえど、暮らしの中ではお互いのちょっとしたことが目に付いてしまうものである。

にじげん!デイリーそうだねx21
「…またですのね」
祥子は洗濯機の前でため息をついた。
三角初華──初音との同棲生活も慣れてはきたところだが、コーヒーをはじめとして生活面でいくつか引っかかる部分がある。
もちろん話し合った事、デリケート故に言わないでおく事、言えない事、はあるがそれ以外に不可解な事があった。
その一つが洗濯物である。
どういうわけか初音は自分の洗濯物だけですぐに洗濯機を回してしまうのだ。
ちょうど入浴を終えた初音のドライヤーの音が聞こえるのを見計らって脱衣所で祥子は声をかけた。
「あの初音…?」
「あ、さ、祥ちゃんごめんね!もう上がったからお風呂どうぞ!」
風呂上がりの寝間着姿の初音は、髪を乾かすのもそこそこに洗濯機から自分の洗濯物を手早くまとめるとすぐに脱衣所から出てしまった。
「ああいえ…はい…」
洗濯機周りは整っていてすぐにでも次の洗濯ができるようになっているし、祥子の分の洗濯物は別の脱衣かごにキレイに分けられていた。
考えがまとまらないまま祥子はまず先に入浴を済ませることにした。

【バンドリ!】気が合う二人や家族といえど、暮らしの中ではお互いのちょっとしたことが目に付いてしまうものである。|にじげん!デイリー

1: にじげん!デイリーそうだねx6
湯船につかりながら祥子は原因を思い巡らす。
赤羽での生活で洗濯含め家事一般は一通りこなした祥子である。
今現在は節約するに越したことはないが、そこまで困窮した生活ではなく、祥子と初音で洗剤が別という事でもない。
赤羽での二層式洗濯機には手を焼いたが、今の家では静音の洗濯機で夜に回して苦情も来ないハイテク万歳
つまり、洗濯行為自体の問題ではないはずだ。

そもそも最初の頃は初音も自分も衣類は全て同時に洗濯していた覚えがある。
祥子は特に気にしたことはなく、初音の方がいつの間にか何かを気にするように今のように分けるようになっていて…
ここで祥子に一つの考えが浮かんだ。

もしかして、自分の衣類が、臭うのではないか

2: にじげん!デイリーそうだねx5
「…まさか…そんな…?」
普通なら至らない考えだが一度浮かんでしまうと衝撃的でネガティブな考えほどなかなか消えない。
そしてこの考えは年頃の少女には相当にショックである。
それも同年代の相手から行為をもってして突き付けられたのではないかとなると自身のプライドの崩壊すらあり得る。
「これはっ…直ちに解決すべきですわ…!」
幸いにも答えはすぐ手の届くところにある。
湯船から立ち上がった祥子は急いで髪と身体を洗いはじめた。

「初音…座ってください、お話がありますの」
「えっ祥ちゃん…?わ、わかった…」
こちらの深刻な空気を感じ取ったのか初音は少し怯えるようであった、向かい合って星空のロフトの星座の下に正座。
深呼吸をひとつ
「…単刀直入に聞きますわ、どうして初音は洗濯なさるときわざわざ私の衣類を分けますの?」
「…えぇっ!?」
予想外の質問とに戸惑う時と何かの隠し事を突いた時の初音の声と祥子は察した。

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