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韓国『現代自動車』日本市場さっぱり売れない「03月:51台」。01~03月累計では前年の半分!
2022年に日本に再上陸した韓国『現代自動車』がどのような成績を収めているのか現状を見てみましょう。『現代自動車』は日本に生産拠点を持っていませんので、その(新車)販売状況はこの「輸入車新規登録台数」に反映されています。
025年03月 『現代自動車』
新規登録台数:51台
対前年同期比:71.8%
シェア:0.12%
2025年01~03月累計
新規登録台数:132台
対前年同期比:51.8%
シェア:0.15%
⇒参照・引用元:『日本自動車輸入組合』公式サイト「輸入車新規登録台数(速報) 発表資料」
03月は51台しかありません。2024年03月は「71台」でしたから、前年の約72%しか売れていません。
累計では事態はさらに深刻で、01~03月では「132台」。前年同期「255台」の51.8%しかないのです。ほとんど半分しか売れていない、ということです。
↑あの「キャスパー」の海外版が「インスター」です。
日本では軽自動車が売れているから「キャスパー」ならいけるだろう、と持ち込んだ「インスター」(韓国以外ではこの名前)の効果はまだ出ていないようです。
何度だっていいますが、「キャスパー」はそもそもが日本の軽規格には合致していません。
日本人は「日本の軽自動車規格に合致するクルマ」を選ぶのであって、韓国でいう小型車を好むわけではないのです。むしろ軽規格に合致しない小型車を「ドヤ顔」で持ち込まれても困るでしょう。
一方の中国の電気自動車メーカー『BYD』の方は以下のような結果です。
2025年03月 『BYD』
新規登録台数:331台
対前年同期比:90.2%
シェア:0.81%
2025年01~03月累計
新規登録台数:605台
対前年同期比:78.9%
シェア:0.67%
『BYD』は「331台」ですから、少なくとも『現代自動車』の約6.5倍売れています。ただし、単月で見て前年の「90.2%」、01~03月累計で見ると前年の「78.9%」と、『現代自動車』と同様、前年よりは売れていません。失速です。
↑あまりの人気に発表からわずか4日で予約注文が締め切られたというスズキ「ジムニー ノマド」。この5ドアのジムニーはインドのグルガオン工場で生産されて輸入されます。
当月特筆すべきは、『Suzuki(スズキ)』で、なんと対前年「1,197.2%」(約12倍)の「2,610台」を叩き出しています。これは大人気の「ジムニー」を海外から輸入して販売しているためと推測できます。
ともあれ、もっと販売数を増やさないと『現代自動車』はせっかく日本に再上陸したのに、また撤退――になりますよ。
(吉田ハンチング@dcp)