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■全国6都市で映画祭を開催
RKB神戸金史解説委員長(以下神戸):「TBSドキュメンタリー映画祭」は2025年も全国6都市で開催されます。東京では3月14日(金)から先行して始まり、福岡などでは3月28日(金)から上映が始まります。全17作品のうち3作品はRKBの制作です。例えば、以下のような作品があります。
『jABBKLAB〜誰も置いてかないダンススポット〜』(監督:寺井到)福岡県水巻町の公民館で活動するダンススポット「jABBKLAB(ジャブクラブ)」を描いた作品で、NHK朝ドラ『虎に翼』のオープニング振り付けも担当したご夫婦が登場します。
『誰のための公共事業〜ギロチンが宝の海を壊した〜』(監督:里山千恵美)
「戦後80年企画」として、『巣鴨日記 あるBC級戦犯の生涯』(監督:大村由紀子)こちらは3月23日夜、東京で監督の舞台挨拶があります。
RKBとしても積極的に参加している映画祭です。
神戸:今年の映画祭で私が注目しているのが、『あの日、群馬の森で-追悼碑はなぜ取り壊されたのか-』(監督:三宅美歌、日下部正樹)です。県立公園「群馬の森」には、日本で命を落とした朝鮮人を追悼する碑がありましたが、群馬県が撤去してしまいました。私は群馬県出身で、1年前にこの番組でも取り上げました。
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■「忘れられていく」怖さ
神戸:この問題の取材を続けてきたTBSの三宅美歌ディレクターが映画化しました。監督の三宅さんにお話を伺います。なかなか重いテーマですが、これは三宅さんがTBS『報道特集』で取り上げてきたテーマですね。
TBS三宅美歌ディレクター(以下三宅):そうです。2回放送しています。
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神戸:取材自体、結構つらいものだったと思います。そもそも、この問題はどういうことと考えたらいいですか。
三宅:問題の大きな要因は、歴史が「忘れられていく」怖さだと思います。
■20年間で変わったものとは
神戸:県立公園「群馬の森」は、私も子供の頃に訪れたことがあります。そこに、戦前に事故などで亡くなった朝鮮人労働者を追悼する碑が2004年に建てられました。当時、県議会も全会一致で設置に賛同していたのに、なぜ撤去されてしまったのでしょうか。知事である山本一太氏の意向が大きかったようですが、どう捉えていますか?
三宅:かつて碑の設置を認めた群馬県が、20年後に撤去を決定しました。この間に一体何が起きたのか、何が変わったのか、という疑問が取材の起点になりました。知事も様々な社会的圧力や軋轢を受ける中で、撤去の判断に至っていったと考えています。
神戸:この碑は「反日的」と批判されましたが、実際にはアジアの平和と友好を願う内容を刻んだものでした。また、設置当時は全会一致で承認されたものです。過去に何が起きたのかを忘れず、歴史を直視しようという思いで設置された碑が、「これは反日的である」と圧力をかけてきた団体もありました。この圧力に知事が追い込まれた、ということでしょうか?
三宅:初回の追悼式(2004年)は県職員も立ち会う中で行われましたが、それから8年後になって急に「あの時の発言が問題だ」と指摘し始めました。その時期に抗議が急増していたことを考えると、こうした抗議の影響が大きかったと推測されます。
以下全文はソース先で
■やるせない思いに
■「群馬の問題だけではない」
■「彼らなりに資料を読んで…」
■全国各地にある碑が狙われている
RKB毎日放送 2025年3月19日(水) 17:12
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1799444?display=1
引用元:https://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/news4plus/1742425488/