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【韓国】“断食デモ”を行っていた韓国議員が8日目で病院へ搬送…李在明代表「胸が痛む。迅速な罷免の宣告を」
李在明代表は3月18日、自身のフェイスブックを通じて、尹大統領罷免の迅速な宣告を求めて8日間、ハンストを続けていたミン・ヒョンベ議員が倒れ、病院に搬送されたことを伝え、「ミン議員の回復を願う。昨夜の厳しい寒さのなか、光州(クァンジュ)の党員同志の悲報まで耳にしたことを思うと、胸が痛む」と述べた。
李代表は「憲法裁判所の宣告が納得できる理由もなく遅れ、多くの国民が眠れない日々を送っている。海外でも韓国の混乱を不安な目で見ており、成長率も急落している」と指摘した。
続けて、「憲法裁判所がパク・ソンジェ長官の弾劾審判の弁論まで開始し、大統領弾劾審判の宣告を遅らせていることを、どの国民が納得できるのか疑問だ」とし、「『大統領弾劾を最優先で審理する』と述べていた憲法裁判所が、他の事件の審理を進めながら宣告を遅らせるのは容易に理解できない」と強調した。
そして「一日でも早く国政の混乱を終わらせなければならない。国民が寒空の下で夜を過ごすことなく、安心して眠れるように、これ以上断食を続ける人や命を落とす人が出ないように、迅速な罷免宣告を求める」と締めくくった。
先立って、「共に民主党」のミン・ヒョンベ議員は、3月11日からソウルの光化門(クァンファムン)でハンストを行ってきた。そのミン議員は8日目にして、病院に移送された。
3月17日には、光州北区・雲岩洞(ウンアムドン)の交差点で、尹大統領の弾劾を求めてデモを行っていた60代の「共に民主党」党員が突然倒れ、病院に搬送されたが死亡する騒動もあった。
当初、尹大統領の弾劾審判の判決は3月14日に宣告される可能性が高いとされていた。しかし、現時点では宣告の見通しが立っていない。
尹大統領の弾劾審判は、すでに盧武鉉(ノ・ムヒョン)、朴槿恵(パク・クネ)元大統領のケースよりも訴追から判決までの期間が長く、歴代大統領の弾劾審判として最長記録を更新中だ。
こうした状況を受け、韓国のオンライン上では「弾劾宣告を早くしてくれ。なぜこれほど苦しめるのか」「憲法裁判所の裁判官、今日にも罷免宣告をしてください」「自営業者は廃業し、国会議員は倒れ…一日も早く終わらせよう」といった反応が寄せられた。
次期大統領候補として最有力視される李在明代表も迅速な宣告を求めており、国民の関心は高まっている。一方で、憲法裁判所の判断が国の安定にどのような影響を与えるのかについても議論が続いている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
2025年03月18日
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