【朝日放送】会食強いられ性的被害等ハラスメント＆性的被害「なし」　人権アンケート調査結果を報告

朝日放送は11日、公式サイトを更新し、全社向けに実施した「人権アンケート」の結果を公開した。

アンケートは「『朝日放送グループ人権方針』に基づく人権デューディリジェンス（DD）の一環」として、今年2月4日から28日まで、同社と朝日放送テレビ株式会社の役員・社員（出向者を含む）を対象とする全社アンケート（ウェブ）で実施した。

調査の目的を「出演者や取材先、代理店、取引先などと社員との間や、社内でのハラスメント、性的被害について幅広く把握する」とし、回答者のアドレスを取得しない完全無記名で実施。アンケートの対象者773人のうち、393人（50.8％）から回答があった。

結果について「回答の内容は多岐にわたりますが、この中に出演者ら番組関係者との会食への出席を上司らから強いられ、その結果として性的な被害を受けたといった事案の回答はありませんでした」と報告。「それ以外に具体的な記載のある回答については過去の事案も含め、弁護士を交えて1件ずつ検討し、必要な調査、フォローを実施する予定です」ともつづった。

また「全体の分析・評価を進め、回答者の声を真摯に受け止めて、職場環境、業務環境の改善に役立ててまいります」とし、「今後もグループ人権方針に則って継続的に人権 DD を実施し、人権尊重、人権侵害防止に取り組んでまいります」と締めくくった。