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【バンドリ!】Ave Mujicaを再結成して以来、初華のアプローチは熾烈を極めました。
にじげん!デイリーそうだねx7
わたくしはそれをやんわりと拒絶しながら、操り人形のようにオブリビオニスとして活動をこなす日々…
そのような毎日の中、燈や愛音と過ごす羽丘での放課後は一秒でも長く共に過ごしたい、かけがえのない時間でした。
「ねえさっきー、今度三人でカラオケ行こー?」
「ええ、もちろん。いいですわね」
「やったあ」とはしゃぐ愛音と嬉しそうにしている燈。二人は気づいていないでしょうけど、この場にわたくしもいれてとても幸せ。油断すると頬が緩んで「今度と言わず今から行きましょう!」と言い出しかねないほどに。
「祥ちゃんも…嬉しい?」
隠そうとしても無駄でしたわね。こっそりはしゃいでいるわたくしに、燈は気づいてくれますもの。心の中で喜ぶ姿を見抜かれたことも…嬉しい。
「ええ、とても」
「私もめっちゃ嬉しい〜!」
「うん…私も」
三人での他愛のないお喋りは本当に心が安らぐ。ここはわたくしの理想郷。この場所だけは誰にも邪魔されない…
そんなことを考えていると、突如、廊下から聞き慣れた声が──
「カラオケっていいよね💛伝わる気がする💛」
そのような毎日の中、燈や愛音と過ごす羽丘での放課後は一秒でも長く共に過ごしたい、かけがえのない時間でした。
「ねえさっきー、今度三人でカラオケ行こー?」
「ええ、もちろん。いいですわね」
「やったあ」とはしゃぐ愛音と嬉しそうにしている燈。二人は気づいていないでしょうけど、この場にわたくしもいれてとても幸せ。油断すると頬が緩んで「今度と言わず今から行きましょう!」と言い出しかねないほどに。
「祥ちゃんも…嬉しい?」
隠そうとしても無駄でしたわね。こっそりはしゃいでいるわたくしに、燈は気づいてくれますもの。心の中で喜ぶ姿を見抜かれたことも…嬉しい。
「ええ、とても」
「私もめっちゃ嬉しい〜!」
「うん…私も」
三人での他愛のないお喋りは本当に心が安らぐ。ここはわたくしの理想郷。この場所だけは誰にも邪魔されない…
そんなことを考えていると、突如、廊下から聞き慣れた声が──
「カラオケっていいよね💛伝わる気がする💛」
1: にじげん!デイリーそうだねx5
「失礼しまーす💛」
う…初華。どうして貴女がここに…
「初華ちゃん!?」
「椅子の…人…っ!?」
「えへへっ…💛来ちゃった…💛」
脳内を駆け巡るKiLLKiSSのイントロ。わたくしは初華の立っていない方のドアから教室を飛び出すと、脇目も振らず廊下を駆けました。ですが背後からは追いすがる初華が。
「勝手に来てごめん💛でも、嫌いにならないで…💛」
たしかに「いついかなる時も共に」的なことは言いましたけれども!けれども!ここはわたくしのアルカディアですわ!貴女の場所ではなくてよ!ステイッ!ステイッ!
「あははっ…💛わたしたち、夕暮れの波打ち際で追いかけっこする恋人みたいだねっ💛」
「センスがおじさまですわぁっ!」
「祥ちゃんっ💛私もカラオケっ💛祥ちゃんっ💛」
一緒にいきたいと口走りながら背後からは発情した駄犬…もとい初華が迫ってきていて。
ああ、そよっ…!校門前で待っていてくれた貴女は、とても理性的で優しい人でしたのねっ…!
わたくしは今更そんなことを思い返しながら、茜色に染まる校舎を全力疾走するのでした。

う…初華。どうして貴女がここに…
「初華ちゃん!?」
「椅子の…人…っ!?」
「えへへっ…💛来ちゃった…💛」
脳内を駆け巡るKiLLKiSSのイントロ。わたくしは初華の立っていない方のドアから教室を飛び出すと、脇目も振らず廊下を駆けました。ですが背後からは追いすがる初華が。
「勝手に来てごめん💛でも、嫌いにならないで…💛」
たしかに「いついかなる時も共に」的なことは言いましたけれども!けれども!ここはわたくしのアルカディアですわ!貴女の場所ではなくてよ!ステイッ!ステイッ!
「あははっ…💛わたしたち、夕暮れの波打ち際で追いかけっこする恋人みたいだねっ💛」
「センスがおじさまですわぁっ!」
「祥ちゃんっ💛私もカラオケっ💛祥ちゃんっ💛」
一緒にいきたいと口走りながら背後からは発情した駄犬…もとい初華が迫ってきていて。
ああ、そよっ…!校門前で待っていてくれた貴女は、とても理性的で優しい人でしたのねっ…!
わたくしは今更そんなことを思い返しながら、茜色に染まる校舎を全力疾走するのでした。

2: にじげん!デイリー
おえーっ!