車カスの若本豊嗣被告が運転する田中正満被告の不正改造スズキ・ジムニー。任意保険なしだった！

札幌市西区でおととし、走行中の車からタイヤが外れ直撃した女の子が意識不明となっている事故。５日の裁判で検察側は運転していた男に懲役３年、車の所有者の男に罰金２０万円を求刑しました。

起訴状などによりますと、軽乗用車を運転していた無職・若本豊嗣被告（５１）はおととし１１月、札幌市西区で点検を怠って軽乗用車を運転し、改造したタイヤを脱落させて女の子に重傷を負わせた罪に問われています。また軽乗用車の所有者である田中正満被告（５１）も、タイヤを改造した道路運送車両法違反の罪に問われています。
５日の裁判で検察側は、「タイヤのナットの緩みを確認せず下り坂を運転したのは危険性が明らか」などとして若本被告に懲役３年、また「不正改造を主導し任意保険に加入していなかった」などとして田中被告に罰金２０万円を求刑しました。
一方、若本被告の弁護側は「本質的責任は田中被告にある」とし、田中被告の弁護側は「改造との因果関係はない」などとして情状酌量を求めました。
そして５日の裁判では女の子の父親が意見陳述に立ちました。

女の子の父親）
「警察官に憧れていた娘の意思を尊重し、被告に正しく重い刑罰を科してほしいと強く願っています」

判決は来月２４日に言い渡されます。