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【バンドリ!】「おはよ〜ございま〜す…ねむ〜…うげっ祥子」
にじげん!デイリーそうだねx10
「ひっ!?……ほっ祐天寺さんか…朝早いんですのね。それと出会い頭にその反応は酷いですわ」
「朝イチでヤなやつの顔見てつい出ちゃったごめ〜ん」
早朝、ムジカの仕事兼朝活動画撮影のため余裕持って楽屋入り一番乗りと思いきや、珍しく祥子がいた。
いつもの小競り合い、しかしアタシの顔を確認するまでなぜか怯えた様子をしていたのを見逃さなかった。
「ねえアンタなんかあったん?めっちゃ震えてるし…なに?寝不足?いつもかわいいのに今日めっちゃ顔おブスじゃん」
「べ、別になにもありませんわ…あとその暴言聞き捨てなりませんわ」
実際、顔はむくみ目元には隈ができていて、明らか疲労困憊だとわかる。
また、襲われたみたいに服もヨレヨレで何かから命からがら逃げてきた人みたいだった。
「嘘下手すぎ…どーせムーコかウイコ絡みでしょ」
──名前出た瞬間ビクってなったあたりウイコの方か…
「アンタらの痴話喧嘩に興味ないけどさームジカの仕事はちゃんとやってよね」
「…わかって、ますわよ」
気丈に返事するもフラついて限界そうだった。
「あーもーせからしか。祥子、ちょっとこっち来な」
「朝イチでヤなやつの顔見てつい出ちゃったごめ〜ん」
早朝、ムジカの仕事兼朝活動画撮影のため余裕持って楽屋入り一番乗りと思いきや、珍しく祥子がいた。
いつもの小競り合い、しかしアタシの顔を確認するまでなぜか怯えた様子をしていたのを見逃さなかった。
「ねえアンタなんかあったん?めっちゃ震えてるし…なに?寝不足?いつもかわいいのに今日めっちゃ顔おブスじゃん」
「べ、別になにもありませんわ…あとその暴言聞き捨てなりませんわ」
実際、顔はむくみ目元には隈ができていて、明らか疲労困憊だとわかる。
また、襲われたみたいに服もヨレヨレで何かから命からがら逃げてきた人みたいだった。
「嘘下手すぎ…どーせムーコかウイコ絡みでしょ」
──名前出た瞬間ビクってなったあたりウイコの方か…
「アンタらの痴話喧嘩に興味ないけどさームジカの仕事はちゃんとやってよね」
「…わかって、ますわよ」
気丈に返事するもフラついて限界そうだった。
「あーもーせからしか。祥子、ちょっとこっち来な」
1: にじげん!デイリーそうだねx3
「なっなにするんですの!?」
「いいから。ほら横になって、頭乗せて寝ていいよ」
楽屋のソファに強引に祥子を引っ張っていって寝かしつける。
膝枕で。…枕代わりになる物がないし仕方がない。
「いい?今日はムジカ5人での仕事なんだから、あんたの顔がクソブスだとアタシらが迷惑すんの」
「ブ…!?また言いましたわね貴女!」
「はいはいメイクさんがあんたの顔面直しに来るまでだいぶ時間あるから、いいから仮眠取っとき」
あたしの膝の上でキーキー文句言うが無視。すると次第に抗議をあきらめたみたいにしおらしくなった。
「こんな格好…まるでお母さまみたい…」
「おかっ…………せめてお姉さまにして。アタシもこれだいぶハズいんだから」
「ぷっ…ふふふっ…こだわる所そこですのっ…んっふふっ」
謎にツボった祥子の顔をむっとしながら覗き込むと、まどろみながら玉のような顔でクスクス笑っていた。
うおっ祥子笑うとバリかわいかー…ウイコもこぎゃん笑顔にやられて狂ったかと思うと情状酌量の余地はあるわー。
「…おやすみ祥子」
照れつつも、実家の小さな妹を寝かしつけるときのように、優しく祥子を撫でているとすぐ寝息を立て始めた。
「いいから。ほら横になって、頭乗せて寝ていいよ」
楽屋のソファに強引に祥子を引っ張っていって寝かしつける。
膝枕で。…枕代わりになる物がないし仕方がない。
「いい?今日はムジカ5人での仕事なんだから、あんたの顔がクソブスだとアタシらが迷惑すんの」
「ブ…!?また言いましたわね貴女!」
「はいはいメイクさんがあんたの顔面直しに来るまでだいぶ時間あるから、いいから仮眠取っとき」
あたしの膝の上でキーキー文句言うが無視。すると次第に抗議をあきらめたみたいにしおらしくなった。
「こんな格好…まるでお母さまみたい…」
「おかっ…………せめてお姉さまにして。アタシもこれだいぶハズいんだから」
「ぷっ…ふふふっ…こだわる所そこですのっ…んっふふっ」
謎にツボった祥子の顔をむっとしながら覗き込むと、まどろみながら玉のような顔でクスクス笑っていた。
うおっ祥子笑うとバリかわいかー…ウイコもこぎゃん笑顔にやられて狂ったかと思うと情状酌量の余地はあるわー。
「…おやすみ祥子」
照れつつも、実家の小さな妹を寝かしつけるときのように、優しく祥子を撫でているとすぐ寝息を立て始めた。
2: にじげん!デイリーそうだねx3
パシャッ───ん?やばっアタシも寝てた起きなきゃ…パシャ?
「起きましたか。おはようございます。今にゃむちの衝撃写真を撮ってるとこです」
アホアホベーシストがニヤニヤしながらスマホのカメラをこちらに向けていた。
「は?衝撃ってなによウミコ…うわっ!?」
寝落ちする前は祥子を膝枕していたはずが、いつのまにか抱き合うように寝ている姿勢になっていた。
ええ…?寝相でこんなんなることある…?しかもお互い服がかなり乱れている。マズイ。
「お堅い豊川さんを誑し込んで楽屋セッション楽しんだ末に事後朝チュンキメるとは…さすが芸能人です」
「違うわ!写真消して!あとそれ偏見!」
「エンタメすぎる絵面だったのでムジカのグループトークに放流しちゃいました」
一気に血の気が引く。この後の展開は想像つく。早く祥子どかして逃げな…うおお祥子腕の力つよ!?
「ん…お母さま…」
「ちょっ祥子ォ!?」「……っ!にゃむちが…っ!お母さまっ…ブフォ(笑)」
身動きできないので爆笑してるバカを睨むしかできない。すると楽屋のドアがギギギと耳障りな音を鳴らしてゆっくり開いた。
「さき、ちゃん?」「祥…」
あー死んだ───
「起きましたか。おはようございます。今にゃむちの衝撃写真を撮ってるとこです」
アホアホベーシストがニヤニヤしながらスマホのカメラをこちらに向けていた。
「は?衝撃ってなによウミコ…うわっ!?」
寝落ちする前は祥子を膝枕していたはずが、いつのまにか抱き合うように寝ている姿勢になっていた。
ええ…?寝相でこんなんなることある…?しかもお互い服がかなり乱れている。マズイ。
「お堅い豊川さんを誑し込んで楽屋セッション楽しんだ末に事後朝チュンキメるとは…さすが芸能人です」
「違うわ!写真消して!あとそれ偏見!」
「エンタメすぎる絵面だったのでムジカのグループトークに放流しちゃいました」
一気に血の気が引く。この後の展開は想像つく。早く祥子どかして逃げな…うおお祥子腕の力つよ!?
「ん…お母さま…」
「ちょっ祥子ォ!?」「……っ!にゃむちが…っ!お母さまっ…ブフォ(笑)」
身動きできないので爆笑してるバカを睨むしかできない。すると楽屋のドアがギギギと耳障りな音を鳴らしてゆっくり開いた。
「さき、ちゃん?」「祥…」
あー死んだ───