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【岸田首相】APECで中国念頭に演説「TPPは経済的威圧と相いれず」
岸田総理大臣は12日夜、APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議で演説し、中国がTPP=環太平洋パートナーシップ協定への加入を申請したことを念頭に、不公正な貿易慣行や経済的威圧とは相いれない協定だとけん制しました。
首脳会議はオンライン形式で開かれ、岸田総理大臣やアメリカのバイデン大統領、中国の習近平国家主席らが参加しました。
この中で岸田総理大臣は「日本として『成長と分配の好循環』と『コロナ後の新しい社会の開拓』を基本的な概念として、新しい資本主義の実現を目指していく」と強調しました。
そのうえで、強じんなサプライチェーンを構築するための公正な貿易・投資環境の推進や自由なデータの流通に向けた国際的なルール作りに積極的な役割を果たしていく考えを示しました。
また、中国がTPP=環太平洋パートナーシップ協定への加入を申請したことを念頭に「TPPは不公正な貿易慣行や経済的威圧とは相いれない協定だ」とけん制し、自由で公正な経済秩序の構築に貢献していく考えを示しました。
NHK 2021年11月13日 6時18分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211113/k10013346411000.html