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【バンドリ!】[2]「唇求絡」(Synchro)
にじげん!デイリーそうだねx18
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「あの…ちゃん」
揺らぐ水面のように潤んだともりんの瞳は、やがて静かな凪となって、私を映した。
口に含んだままだったともりんの右手の小指を最後に軽く噛み、放す。
ともりんは私の唾液で湿った右手の小指を大事そうに胸元に抱き寄せ、そのまま口に含んだ。
返事、貰ったからね?
「あの…ちゃん」
揺らぐ水面のように潤んだともりんの瞳は、やがて静かな凪となって、私を映した。
口に含んだままだったともりんの右手の小指を最後に軽く噛み、放す。
ともりんは私の唾液で湿った右手の小指を大事そうに胸元に抱き寄せ、そのまま口に含んだ。
返事、貰ったからね?
1: にじげん!デイリーそうだねx9
姿勢を変えてともりんにぐっと身体を寄せ、左手で腰を抱く。
空いた右手でともりんの左手に触れると、どちらからともなく指を絡めあった。
掌から、互いの鼓動を感じる。
ひとつ深呼吸をして、ゆっくりと目を閉じる。
長椅子の軋む音。身体を寄せてくるともりんの息遣い。匂い。
──唇どうしが触れ合う、熱く柔らかな感触。
探るように、呼吸も忘れて、幾度も幾度も。
時間の流れが止まる。
ここは、ふたりだけの天文部。
空いた右手でともりんの左手に触れると、どちらからともなく指を絡めあった。
掌から、互いの鼓動を感じる。
ひとつ深呼吸をして、ゆっくりと目を閉じる。
長椅子の軋む音。身体を寄せてくるともりんの息遣い。匂い。
──唇どうしが触れ合う、熱く柔らかな感触。
探るように、呼吸も忘れて、幾度も幾度も。
時間の流れが止まる。
ここは、ふたりだけの天文部。
2: にじげん!デイリーそうだねx10
息を継ぐために身体を離し、閉じていた瞼を開ける。
目の前には、今まで見たどんなものよりも美しいと感じてしまうくらい綺麗な、ともりんの上気した顔があった。潤んだ瞳に、長い睫毛。私のリップと交じり合って艶かしく光る、薄い唇。
せっかく整えた呼吸が、何かに急かされるように早くなる。
目の前には、今まで見たどんなものよりも美しいと感じてしまうくらい綺麗な、ともりんの上気した顔があった。潤んだ瞳に、長い睫毛。私のリップと交じり合って艶かしく光る、薄い唇。
せっかく整えた呼吸が、何かに急かされるように早くなる。
「ともりん。まだ…」
「…っ」