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10人に1人 「左利き」は身近なマイノリティー 教育現場では変化も…
約10人に1人というデータもある左利きは身近なマイノリティーで、右利きの人では気づきにくいような不便が多くあります。グッズの販売や教育現場では変化も生まれていますが、自分とは違う人のことを想像してみませんか?
そこで今回の#みんなのギモンでは、「左利きの不便さ知ってる?」をテーマに解説します。
(略)
■鉛筆の持ち方、書写…教科書に変化
▼山崎アナウンサー
「教育の現場でも変化がありました。2020年度から教科書に掲載されている、鉛筆の持ち方を学ぶページ。
これまでは右手で持つ画像しかなく、左利きの子どもは反転させてイメージして自分の手で再現するひと手間をかけていましたが、左手の画像も登場しました」
▼鈴江アナウンサー
「(左利きとして)『こんな感じかな?』とやっていましたが、すごくわかりやすいです」
▼山崎アナウンサー
「さらに、書写のページにも変化がありました。今までは右側に書くスペース(マス目)がありましたが、左側にもできました。左手で書こうとするとお手本を隠してしまう、汚してしまうということがありました」
▼SHELLYさん
「右利きとして生きていると気づかないような、ちょっとした不便や不備はいっぱいあるんだなと改めて(思いました)」
▼山崎アナウンサー
「身近なところにいっぱいあるんですね」
■医師「誰もが生きやすい社会に」
山崎アナウンサー
▼「利き手がどのように、いつ頃決まるのか。多くの脳を診断してきた、加藤プラチナクリニックの加藤俊徳医師に聞きました」
「加藤医師によると、0~2歳で決まります。0~2歳は両方の手を使いますが、だんだん無意識に使いやすい方の手を使う割合が増えてくるそうです。
個人差はありますが、平均的に2歳過ぎから見た目で違いが出てくるということです」
「加藤医師は『左利きの良さはそのままに、誰もが生きやすい社会にするのが一番だ』と話していました」
▼山崎アナウンサー
「左利きの方の不便に気がつくことが第一歩になるんじゃないかと思っています」
▼鈴江アナウンサー
「右利き用は多いなとは思いますが、それに慣れているのでそこまで生きづらいなとは思いません。ただ左利き用に触れた瞬間、『あー、やりやすい』と気づきますね」
▼森アナウンサー
「印刷物などはコストがかかってしまうので、全部で左利き(用)と右利き(用)を併記するのは難しいかもしれませんが、デジタルのタブレットなどを使えば、ローコストでうまくどちらも使いやすい教材を作れるのかもしれませんよね」
▼山崎アナウンサー
「お互いの気持ちをわかるようになるというのが大事かもしれません」
▼SHELLYさん
「左利きという身近なものから、これは全部に通じているなと思いました。例えば目が見えない人の気持ちは見える人にはすぐわからない。何が具体的に使いづらいのか、やりづらいのか。耳の聞こえない人(のこと)もそうですし」
「左利きは(全体の)1割ですが、LGBTQ+の人口もざっくり1割くらいと言われることが多いです」
「そう思った時に、世の中に当たり前に左利きの人もいるし、障害のある人やLGBTの人もいろんな人がいるから、その人たちの『ちょっとこういうところが不便なんだな』ということを知るのは大事だなと思いました」
続きは↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/5667fe3a95596873d76204c30940cf11e68161be
[日テレNEWS]
2025/2/11(火) 10:21