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【朝鮮日報】東海深海ガス田、さらに51億バレル埋蔵の可能性…合計で最大191億バレルか
韓国石油公社関係者は同日、「『探査資源量最小6億8000万バレル、最大51億7000万バレルの石油・ガスが鬱陵海盆にさらに埋蔵されている可能性がある』という内容の用役結果報告書が昨年12月に提出され、既に検証手続きを踏んでいる」と述べた。
この用役報告書は、米国の深海技術評価機関「アクトジオ(ACT-GEO)」が作成した。同機関は昨年6月、韓国政府が最大140億バレルの石油・ガスが埋蔵されている可能性があると発表した「大王クジラ(シロナガスクジラ)有望構造」の物理探査分析を行った機関だ。有望構造とは、石油・ガスが存在すると予想される地質構造のことだ。
今回新たに発見された有望構造は全部で14ある。探査の成功率は、大王クジラ有望構造とほぼ同じ20%前後と分析されている。最低7000万トンから最大4億7000万トンのガスや、最低1億4000万バレルから最大13億3000万バレルの原油が埋蔵されているものと推定される。14の構造のうち、探査資源量が最も多い構造の名前は「魔鬼ザメ(Goblin shark、ミツクリザメ)構造」で、この構造だけで最大12億9000万バレルの石油・ガスが埋まっているものとみられる。
ただし、まだ韓国石油公社が用役結果だけを受け取った段階なので、専門家らとの追加検証を精密に行わなければ、具体的な埋蔵量や可能性が確認できない。検証結果によって埋蔵量が変わる可能性もある。今回の検証は学会など韓国国内の専門家を中心に行われている。
昨年6月の「大王クジラ有望構造」発表については、韓国政府が2023年12月に探査結果が出た後、6カ月近く国内外の主要専門家らの評価・諮問を経て発表した。この有望構造では昨年12月から掘削船ウエストカペラ号が探査ボーリングを進めているが、第1次分析結果は今年5-6月ごろに発表される予定だ。
チョ・ジェヒョン記者
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