サムスンの敗北宣言と日本半導体の復活劇。経済の柱を失った韓国は急速に衰退へ=勝又壽良

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サムスンの敗北宣言と日本半導体の復活劇。経済の柱を失った韓国は急速に衰退へ=勝又壽良

1: 昆虫図鑑 ★ 2025/01/20(月) 10:27:33.75 ID:/JT9dVir
韓国経済は漂流化危機

半導体を巡る日米韓3ヶ国の関係は今後、どのような形になるのか。

米中対立は、激化の方向である。中国は、共産主義社会がどれだけ非効率でもイデオロギーを守るために、一段と「狂気化」する気配である。これが限界へぶつかるまでは、米中対立の緩和はないであろう。

となれば、現在の「脱グローバル」経済はさらに進んで行くであろう。この「飛沫」を最も多く受けるのが韓国である。半導体が戦略物資であることから、韓国の対中半導体輸出は制限されるほかない。

一方、中国は成熟品半導体(汎用半導体)の国産化を進めることで、韓国と真っ正面からの競争になる。韓国は、最先端半導体競争から脱落した上に、中国と成熟品半導体で競争しなければならない立場へ追いやられるのだ。

韓国経済を支えてきたサムスンの凋落は、韓国経済へ大きく響く時代となってきた。韓国経済は、安閑としていられないのだ。

韓国銀行は、24年から2年連続で韓国の成長率が1%台にとどまるとのの警告を出している。これが現実化すれば、2024~26年の韓国のGDP成長率が、日本のバブル崩壊後の長期不況の入り口となった1991~93年と酷似することになる。

韓国の潜在成長率は現在、2%である。だが、1990~96年の日本潜在成長率(2.8%)よりもはるかに低いのだ。韓国GDPの26.5%は、製造業が占めている。日本の製造業は、1990年でGDPに占める比率が26%と共通した水準にある。要するに、韓国経済の「現住所」は、日本経済が長期不況に陥った1991~93年当時と極めて似通った状況にある。

このことから何が想定されるかだ。

韓国の合計特殊出生率は、0.74(2023年)と世界ワーストワンである。日本は、1.20(2023年)だ。韓国は今後、労働力人口の急減が日本以上のスピードで進むことを意味している。韓国の潜在成長率は、日本よりも急激に低下するのである。

このような状況下で、韓国の半導体競争力低下は経済成長の支えを失うにも等しいことだ。韓国経済の将来に、警戒信号が灯ったことは間違いない。

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