あわせて読みたい
韓国と構造が似ている日本で尿素水不足が起きていない理由=韓国ネット「100年後も克日は無理」
記事によると、韓国の尿素水製造企業は原材料のアンモニアを100%輸入に依存しており、輸入先は97%(今年1~9月基準)が中国からとなっている。
韓国の尿素生産は2011年を最後に行われていない。化学業界関係者は「中国は主に石炭、ロシアとインドネシアは天然ガスを使って尿素を作っており、もともとある生産工程で尿素を生産するのに有利な環境」とし、「韓国では尿素を生産するより輸入する方が有利だ」と説明したという。
しかし記事は「韓国と経済・産業の構造が似ている日本では、尿素水不足問題が起きていない」と指摘。その理由について「日本はディーゼル車の割合が低い上、アンモニアを自主生産しているため日本内の需要量は調達可能だ。日本は次世代成長動力としてアンモニアを活用できる生産技術を積極的に開発している」と説明した。
韓国の産業界では輸入先を多角化する努力が行われているが、企業だけの力では限界があるとみられており、「韓国政府が国家間の合意をリードしたり、アンモニアを戦略物資に指定して生産企業に税制優遇などを与える支援策を講じることが必要だ」との声が上がっているという。
これに韓国のネットユーザーからは「日本には未来がないって言われているけど、未来がないのは韓国の方だった」「いくら日本が嫌いでも、日本から良い点を学び、日本を超えられる独自の技術に発展させていく過程が必要だ。われわれはそれが全くできていない。この調子だと100年後も克日はできていないだろう」と嘆く声が寄せられている。
また「生存に必要なものと産業に必須の製品は常にチェックしておかないと。中国の石炭輸入に問題があることは分かっていたはずなのに、政府の能力が不足していた。関心もないのだろうか」「韓国人はお金が目の前に見えていないと産業を畳んでしまう性格。完全にやられたね。被害は尿素水だけで済むかな」「原材料100%輸入は完全に弱点だ。国内生産もある程度しておくべきだったし、こういう事態に備えて対策を練っておくべきだった」など韓国政府への厳しい声も。
その他「脱中国をするとき」「補助金をばらまいてでも尿素と尿素水を国産化しよう」などと求める声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)
Record China
https://www.recordchina.co.jp/b884646-s25-c30-d0191.html