あわせて読みたい
プロ野球選手「億単位の年俸」でも貯金たまらぬ訳 金融リテラシーが低いアスリートを支える仕組み
転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1736400713/
結婚をして伴侶ができたが、妻が選手の預金通帳を見ると、億の単位の年俸を得ていたはずが、数百万円しか残高がない。問い詰めると「仲間で焼き肉に行ったり、ギャンブルをしたりしてほとんど使ってしまった」と白状した。当然、「どうするのよ!」ということになる。
若くして年俸が上がった選手の金銭感覚
悄然とした選手からこの窮状を打ち明けられたのが、元フジテレビで現フリーアナウンサーの田中大貴氏。慶応義塾大時代は本塁打王も取った強打者で、アナウンサーになってからも多くのアスリートと交流がある。
そこで田中氏は慶応義塾大の後輩で、自身もアイスホッケー部の選手だった株式会社Japan Asset Managementの堀江智生代表取締役を紹介した。
「プロ野球では、年俸が高い選手ほど、ずっとそれが続くと思っている方が多いんですね。特に若くして年俸が上がった選手はこれからも年俸が上がり続けると思っているので、今あるお金がなくなることに対する不安感がすごく低いなと思います。これ、多分一般の同世代の方と全然感覚が違うと思いますね」
南海ホークスの大監督、鶴岡親分こと鶴岡一人は「ゼニはグラウンドに落ちてるんやで」と言ったが、その感覚がまだ続いているのか?
「本当にそうですね。その選手は奥様と一緒に相談に来られて、そこからは年俸の何割かは運用して積み立てていきましょう、という話になったりしました。奥様はすごく安心されたと思います。引退までに何億円かはたまる。それを今は年率4~5%でずっと運用しているので、最悪年収がなくなっても、その利回りがあれば、一生、生きていけるということですからね」
(略)
スポーツ選手の顧客に特徴はあるのだろうか?
「皆さんの想像以上に、お金に対するリテラシーが低い方が多いと思います。先ほどの選手もそうですが、多額の年俸を貰っているのに、貯金すら全然ない方が多くて、もっと早くにお目にかかっていたらお役に立てたんじゃないかとよく思いますね」
Jリーグのクラブで金融教育を実施
野球以外のスポーツ選手の顧客も多い?
「弊社にはサッカー部出身の社員もいまして、その横のつながりからJリーグクラブにアプローチして、いろんなチームで金融教育をやりました。そのご縁で、サッカー選手が多いです。名前は出せないのですが、2019年にクラブでお話ししたのがきっかけで、当時のオリンピック代表世代のトップ選手が僕らの思いを共感してくれて、積み立てNISAを始めました。
当時は、選手の年収が高くなかったのでご提案できる商品も限られていたんですが、その後の活躍で年収が上がって、当時積み立てたNISA商品が大きな利益を出すようになりました。その選手は、年俸が増えるたびに相談にきてくださり、今は億の単位のお付き合いになっています」