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【韓国紙】「欧米は韓国を日本に代わる戦略的仲間と見る」「日本は国力劣化と盲目的嫌韓で資格失う」
統一経済ニュースは3日、コラムニストであるマ・ソンギ氏の記事『日本を圧倒する韓国の位相、G20首脳会談で再確認』を掲載した。マ氏は「最近、世界で日本が無視されていることが続いている。特に、米国で日本に対する失望があちこちで見られるようだ」とし、「北東アジア安保の軸を韓国に移さなければならないという声がすでに聞こえ始めた」と伝えた。
マ氏は、米国が韓国へのミサイル制限を解放したことが「日本には非常に不快」であるとし、韓国のSLBM発射成功には「日本はカッとなった」が、「米国は日本の雰囲気は無視したまま韓国の軍事大国化を支持して祝う姿を見せた」とし、「むしろ日本軍を信じることができないと日本自衛隊の評価を切り下げ、日本の防衛産業の落後性とシステム的問題点を指摘した」と伝えている。
マ氏は、去るG7会談で文在寅大統領が菅元首相よりも脚光を浴びたことや、G20でも文在寅大統領がローマ法王と会談し「活発な外交力を見せている」と主張した。
マ氏は日本の韓国に対する輸出規制(輸出管理強化)が「事実上失敗したことが明らかになっている」とし、米国や西側諸国もそのことを認識し日本への評価を下げていることや、米国も対中国牽制において日韓の協力が必須であるにも関わらず、そうならない事に不満を感じていると指摘した。
日本の輸出規制に踏み切ったのは、当時のトランプ大統領の態度が曖昧だったことから、「日本は韓国を十分に制圧できると見たから」であるとし、「日本はいつも韓国を一つ下に見て、自分たちが勝手にできる国だと思っていた」と指摘した。しかし「結果は見事に日本が逆襲された形になった」とし、「米国が再び韓国に傾倒している」と述べた。理由として「このまま放置すれば韓国が自分たちから遠ざかるという緊急の見方」が浮上していることを挙げた。米国は一方で、「日本の無気力と無戦略、盲目的韓国攻撃などの低劣さは同盟国としての資格に疑いを呼び起こすのに十分だった」と分析した。
また、「莫大な海外資産と円という基軸通貨地位のため日本は絶対滅びない」という意見は「これまでは正しかった」としつつも、やがて「この状況が続くと日本はその位置を失う」「すでに地位を失っているのかもしれない」とマ氏は主張した。
かつてアジアで圧倒的だった経済力や軍事力が相対的に低下する日本に代わり、欧米諸国が韓国を「日本に代わる戦略的仲間として見ている」とし、韓国の勢いを評価していることや、「中国に付かれたら困る」という理由でそのような構図を表れていると説明している。
マ氏はまた、「IMFは韓国のウォンが日本円に代わる新しい基軸通貨の役割を果たすかもしれないという話をしている」と述べた。また、日本の円安はかつてのように輸出増に結び付いていないことや、円安によって日本の資産価値が下落し、「日本人がさらに貧困に落ちる悪循環が続いている」と指摘している。そして「嫌韓をあおって自分たちの政権だけ維持しようとした自民党と極右によって日本の地位がこのように墜落した」と伝えた。
コリア・エコノミクス 2021年11月4日
https://korea-economics.jp/posts/21110404/