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【独自】グーグルが天神に拠点開設へ 天神BCに入居検討
米IT大手グーグルの日本法人が、福岡市・天神に拠点を開設する方向で調整を進めていることが分かった。市の再開発促進策「天神ビッグバン」の規制緩和第1号として9月末に完成した天神ビジネスセンター(BC)への入居を検討。巨大ITの進出が決まれば今後、外資系企業の福岡進出が加速する可能性もある。
複数の関係者によると、グーグル合同会社(東京)は数年前から福岡市内にある既存のオフィスビルに入居し、福岡拠点の開設に向けて情報収集や準備作業を進めてきたという。
天神BCは、地場デベロッパーの福岡地所(福岡市)が開発。グーグルはエンジニアらのためのオフィスを検討しているとみられる。天神BCには、NEC(東京)やジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)、米ボストンコンサルティンググループなどが入ることを決め、ほかにも外資系企業が入居を検討している。
福岡地所は、天神BCの計画段階からグローバルIT企業の誘致を目指していた。榎本一郎社長は今月4日、天神BCの完成記者会見で「守秘義務があるが(巨大ITのような)わくわくする企業が入っている可能性はある」としていた。
西日本新聞の取材に対し、グーグル合同会社の広報担当者は「何とも申し上げられない」と説明。福岡地所は「お知らせする予定はなくノーコメント」としている。