【朝日新聞】中国の極超音速兵器に米軍衝撃 「スプートニク・ショックに近い」

【朝日新聞】中国の極超音速兵器に米軍衝撃 「スプートニク・ショックに近い」

【朝日新聞】中国の極超音速兵器に米軍衝撃 「スプートニク・ショックに近い」

1: 右大臣・大ちゃん之弼  2021/10/28(木) 20:06:36.51 ID:CAP_USER
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 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は27日の米テレビで、中国が今夏に核搭載可能な極超音速(ハイパーソニック)兵器の実験を行ったと米当局者として初めて認めた。1957年に旧ソ連が人工衛星を人類史上初めて打ち上げた「スプートニク・ショック」を例に出し、「極めてそれに近いと思う」と語った。

 ミリー氏が発言したのは米ブルームバーグのテレビ番組のインタビュー。ミリー氏は「我々が目にした極超音速兵器の実験は極めて重大な出来事だった」と強調し、「非常に懸念している」と述べた。ただし、米側が確認した実験内容の詳細についての説明は避けた。

 実験の実施については、英紙フィナンシャル・タイムズが今月中旬に報道。8月にロケットで宇宙空間に打ち上げられた極超音速滑空体が地表から数百キロの低周回軌道上を飛び、その後下降して、標的から約40キロ外れた場所に着弾したと伝えていた。一方、中国側は「宇宙船の再利用技術の試験だ」などと報道内容を否定。外務省の汪文斌副報道局長は28日の定例会見で「中国を仮想敵とする冷戦思考はやめるべきだ」とし、ミリー氏にも反論した。

 極超音速兵器は音速の5倍(マッハ5)以上で飛び、操縦可能だ。迎撃は極めて難しく、軍事専門家の間では戦争の形態を変える「ゲームチェンジャー」と呼ばれている。そのため、米中ロ3カ国を中心に激しい開発競争が繰り広げられているが、米側の危機感は強い。米戦略国際問題研究所(CSIS)のトーマス・カラコ上級研究員は「中ロ両国の開発は米国よりも明らかに先行している。米国は急いでそのギャップを埋めようとしている」と指摘する。米海軍は21日、陸軍と合同で実施した極超音速兵器の実験に成功したと発表。一方、米国防総省によると、同日にアラスカ州で極超音速兵器の技術開発に向けたデータ収集のために実施した別の実験は失敗したという。

 極超音速兵器をめぐっては、米中ロ3カ国のほかにも、豪州、インド、フランス、日本、ドイツで開発・研究が進められている。日本では2021年度予算に極超音速誘導弾の研究費として90億円が計上されている。北朝鮮は9月下旬、極超音速ミサイルの試験発射を行ったと主張した。(ワシントン=園田耕司)

朝日新聞 2021年10月28日 17時46分
https://www.asahi.com/articles/ASPBX5SYGPBXUHBI018.html


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