【新潮】戒厳令が宣布されても「韓国すごい」「米国人や日本人より民度が高い」と誇る韓国人

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【新潮】戒厳令が宣布されても「韓国すごい」「米国人や日本人より民度が高い」と誇る韓国人

1: ばーど ★ 2024/12/12(木) 19:33:05.70 ID:nnXaGA3/
韓国メディアが民度の高さを自賛する。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が宣布した戒厳令の下、市民が軍や警察に勇敢に立ち向かって解除させたから、というのだ。韓国観察者の鈴置高史氏はそんな報道に絶望的な劣等感を嗅ぎとる。

■国会を壊す米国人、守る韓国人

鈴置:12月3日の戒厳令騒ぎの少し後、中央日報に興味深い記事が載りました。「【グローバルアイ】韓国戒厳事態、米国1・6事態と異なる点…市民が国会を守った」(12月6日、日本語版)です。

「1・6事態」とは2021年1月6日、トランプ(Donald Trump)氏の大統領選落選は陰謀だとして米市民が連邦議会議事堂に乱入した事件を指します。筆者はキム・ヒョング・ワシントン総局長。最後の2段落を引用します。

・米国マスコミは政治的目的を成し遂げるために暴挙をあおることによって民主主義が危機に直面した事例という点で韓国の非常戒厳と1・6事態の同質性に着目している。
・しかし見逃してはいけない根本的な違いがある。1・6事態では民主主義の転覆を狙ったデモ隊が議会を攻撃対象とし、警察がこれを阻止した。反面、韓国では軍公権力が国会無力化を試み、市民が危険を顧みずに民意の殿堂を守った。
・東アジアで最も民主主義模範国家と言われていた韓国。突発的な非常戒厳は数十年間やっとの思いで積み上げてきた国家信任度を一瞬にして大きく揺さぶった。
・ただし、ホワイトハウスからは「今回のことは韓国民主主義が相変らず強固で回復力があるところを見せている」という評価も出ている。為政者が惑わした憲政秩序をまっすぐに立て起こしたのは今回も国民だった。

 キム・ヒョング記者は「英雄的な市民が民主主義を救った韓国のほうが米国より上」と胸を張ったのです。

■韓国の民主主義を仰ぎ見る日本人

――国会前で軍や警察と衝突したのは「市民」だった? 

鈴置:野党第1党「共に民主党」の呼びかけに応えて集まった人々です。左派の活動家ですから、多くが「プロ市民」だったと冷ややかに見る人もいます。いくら戒厳令に反対でも、警察や軍隊と揉み合う普通の市民は今日の韓国では少ない。12月3日の国会前でのぶつかり合いは政争の側面が濃い。

 半面、12月7日に国会前に集まって弾劾訴追案の可決を求めた人の相当数は、普通の韓国人だったと思います。ここには銃を持った軍はいませんでした。

 左派系紙ハンギョレのホン・ソクジェ東京特派員も国威発揚では負けません。「先が尖ったピラミッド」(12月5日、韓国語版)で「韓国の民主主義の底力を仰ぎ見る日本人」を報じました。

・日本では今回の非常戒厳事態の開始から終わりまでを「ダイナミックな韓国の政治ドラマのような結末」と見る傾向がある。実際、日本の一部のネットユーザーらはSNSに「今晩、民主主義に対する日本と(韓国の)覚悟の差を見た気がする。本当に映画のようだ」「日本に同様の状況が起きた時、このようにして抵抗できるか。手に汗を握る思いで見守った」などの反応を示した。

 発信者も明らかではないSNSの言説を引用することで「韓国は尊敬されている」と母国の人々に報告したのです。

■軍人も証拠に「韓国すごいぞ!」

「韓国すごいぞ!」の証拠には市民だけでなく軍人も使われました。国会に突入した軍人が命令に反し、議員を追い出さなかったことを理由に「韓国民主主義の定着」を称える記事が登場しました。

 筆者はソウル在住の元在日韓国人で、コリア・フォーカス編集長の徐台教(ソ・テギョ)氏。Yahoo! ニュース エキスパートに載せた「韓国軍や情報機関の‘抗命’、非常戒厳『迅速解除』に寄与か…浮かび上がる民主化の歴史」(12月6日、日本語)です。結論部分を引きます。

・それ[非常戒厳]がわずか150分(解除要求案の可決まで。完全解除までは6時間)で潰えた背景には、軍や情報機関の「国民を守る判断」が存在したことは明らかだ。
・その土台に韓国社会が民主主義を獲得する中で流れた市民の血の「記憶」や「記録」があるのではないか。それが軍内でも脈々と受け継がれてきたと考えるのは言い過ぎだろうか。
・私が韓国人だからと韓国をことさらに美化する訳ではない。国家の秩序を考える場合、抗命を簡単に考える訳にもいかないだろう。だが、今回の「抗命」には、今の韓国を形作ってきた民主化の歴史が息づいているように思えた。

以下全文はソース先で

■「アフリカ並みの後進国」
■マルクスばりの闘争史観
■緩い地盤の上に立つ民主主義
■そろそろ韓国の本質を見抜け

デイリー新潮 2024年12月12日
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/12121700/


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