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初Jクラブ誕生が新たなサッカー文化に… 高知ユナイテッド吉本監督「まだまだ野球文化。それを変える大きな歴史になった」
指揮官にとっての地元でもある高知県に、初のJリーグクラブを誕生させた。
高知ユナイテッド(JFL・2位)はJ3・JFL入れ替え戦でY.S.C.C.横浜(J3・19位)を制し、J3リーグ参入が決定。吉本岳史監督は試合後の会見で「高知県初という部分で、一番最初に歴史に名を残したチーム。選手がいて僕の仕事が成り立つ。選手に支えられた一年だった。最強ではないけど、最終的に最高のチームになった」と喜びを語った。
四国リーグから2020年にJFLに参入し、5年目でJリーグの舞台に立つ。今シーズンはリーグ戦を2位で終了。
さらに、Jリーグ入会の条件である年間のホーム1試合平均入場者数2000人以上をクリアした。成績だけでなく、興行面でも課題を乗り越え、J3リーグ参入への挑戦権を手にした。
あとJ3参入に必要なのはJ3リーグ19位のYS横浜との2連戦で勝利することのみ。第1戦を1-1のドローで終える。運命の第2戦となるアウェー戦の試合会場はニッパツ三ツ沢球技場。吉本監督の現役時代に所属していた横浜FCのホームでもある思い出の場所だった。
「入れ替え戦になった瞬間と、三ツ沢でやれることもワクワクでしかなかった。一週間、一番僕がワクワクドキドキしていた」(吉本監督)。試合は序盤に先制すると、終了間際の追加点で勝負あり。「しびれる試合をモノにした。これまで苦しい思いをしてきた選手やサポーターにいい報告ができるなと。みんなが泣くので、僕は泣けなかった」と歓喜の瞬間を振り返った。
地元だからこそ、高知県にJリーグクラブができることへの思いはひとしおだ。Jクラブ誕生という種を播いた指揮官は、その土地でさらなるサッカーの発展を期待する。
「まだまだ高知県は野球文化と言われている。そういった部分を変えていく新しい大きな歴史になったと思う。でも、それまでに色んな方々に支えられて高知ユナイテッドができた。だからこそ、その人たちの思いを紡いでいく高知ユナイテッドにしていかなきゃいけないし、それをどれだけ選手が伝えていくか、われわれがピッチでハッスルしていくか。サッカーで文化を作っていきたい。そういう思いでやってきたので、子どもたちに逆に夢を与えられるいい機会になったかなと思う。だからこそ、Jリーグの名に恥じないチーム、人間力をつけていかなきゃいけない」
高知を発つときには、大きな炎になって帰還すると誓っていたという。「大きすぎる炎になった。この炎を絶やさないように、高知県でもっと盛り上がっていきたい」。
新たに加わったJクラブとして、来季からのさらなる躍動を誓っていた。