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オバマ元大統領「民主主義は難しいこと。韓国を見よ」
オバマ前大統領はこの日、イリノイ州シカゴで「多元主義」をテーマに開かれたオバマ財団の年次民主主義フォーラムで「私たち各自が私たちと違うように見えたり考える人に一定水準の寛容を見せなければならないというそのような考えが民主主義の核心」と話した。
彼は「それは難しいことであり、比較的同質的な国家でもそうだ」とし「今週韓国で起きたことを見よ」と付け加えた。
民主主義の原則を強調し、3日夜、尹錫悦大統領の突発的な非常戒厳宣言で始まった韓国の戒厳事態を例に挙げたのだ。
尹大統領は当時、「破廉恥な従北反国家勢力を一挙に撲滅し、自由憲政秩序を守るために非常戒厳を宣布する」と述べた。
オバマ前大統領は同日のフォーラムで、民主主義が脅かされる事例として韓国に触れ、「(寛容は)米国のように規模が大きく、多人種、多民族、多宗教の国家ではさらに難しい」とし、「米国憲法を多元主義実践のための規則と考えるのも一つの方法だ」と強調した。
オバマ前大統領のほかにも、米国では前現職の政官界関係者らが、韓国の戒厳事態に関心を示し、意見を述べている。
カート・キャンベル米国務副長官は戒厳宣言当日の4日、ユン大統領が「激しい誤った判断」をしたと異例的に批判し、トニー・ブリンコーン米国務長官は6日戒厳解除を歓迎し「民主的手続きの勝利を期待する」と話した。
ドナルド・トランプ次期大統領は、まだ韓国の戒厳事態と関連して、これといった言及をしていない。
聯合ニュース 2024-12-06 17:57
https://www.yna.co.kr/view/AKR20241206139600009