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【絶滅させたのは韓国】 絶滅種「独島アシカ」の遺伝子地図完成…国際学術誌に発表
▲独島アシカ残存骨3D出力物展示写真(海洋水産部提供)(c)ニュース1
海洋水産部は国内研究陣が昨年、鬱陵島(ウルルンド)で発掘した独島(ドクト)アシカ(Zalophus japonicus)の骨を活用してアシカ ミトコンドリア遺伝子地図を完成して、これを国際学術誌(SCI)に発表したと24日明らかにした。
(訳注:アシカはパダサジャ(シーライオン)とカンジの二通りの表記が使われているが、訳ではアシカに統一した。また、英語論文ではドクトアシカではなくJapanese sea lionすなわちニホンアシカと表記され、韓国での主な生息地がUlleungdo and Dokdoと説明している。)
海洋環境公団と釜山大学(イ・サンホン教授)、釜山経済大学(キム・ヒョンウ教授)の研究陣は昨年9月、鬱陵島(ウルルンド)で40点余りのドクトアシカの骨を発掘した。
これを利用してDNA試料から特定領域のDNA配列を相対的に長く増幅する分析技法である’long-pcr技法’を使ってアシカ ミトコンドリア遺伝子地図を完成した。研究陣によればアシカ遺伝子は合計1万6698個の塩基で構成され、他の哺乳動物と同じように13個の蛋白質暗号化遺伝子をはじめとして22個の運搬RNA遺伝子、2個のリボソームRNA遺伝子など37個の遺伝子で構成されていることを確認した。
このような遺伝情報は今後アシカの進化過程に関する研究だけでなく、これを活用した環境遺伝子(eDNA)研究などにも活用できる。
(後略:アシカ絶滅の経緯)
ペク・スンチョル記者
ファイナンシャルニュース(韓国語)
https://www.fnnews.com/news/202110241101419198
関連サイト:NCBI(英語)The complete mitochondrial genome of Japanese sea lion, Zalophus japonicus (Carnivora: Otariidae) analyzed using the excavated skeletal remains from Ulleungdo, South Korea
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8519530/