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「ハングル崇拝はダメ」「韓国語教育から漢字が消えた」外国人学者の嘆きに、韓国ネット「100%共感」
キング氏は同大学アジア学科韓国語文学教授。イェール大学にて日本語・韓国語で言語学などを学び、ハーバード大学で言語学修士と博士号を取得。1999年、米ミネソタ州・コンコーディア大学の教育施設「言語村」内に韓国語村「森の中の湖」を設立し、14年まで村長を務めた。韓国語とハングルの歴史研究、韓国文化の教育と普及といった分野で活発な活動を行っている。
キング氏は先頃、YouTubeチャンネル「オーサムコリア」に出演し、「韓国は言語民族主義、厳密には文字民族主義が非常に強い国」「ハングルを崇拝する『ハングルカルト』がある」と述べた。また、「決してハングルが素晴らしくないと言っているのではない」とした上で、「ハングルを強調することはよくない現象だ」とも述べたという。
特に、過去100年間、漢字・漢文を排除してきたために、これらを「韓国のものではない」と敵対視する良くない傾向が見られるようになったと指摘。「この20年で韓国語教育の場から漢字教育は完全に消えてしまった」と嘆いたという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「間違ったことは言ってない」「100%、おっしゃるとおり」「最近の若い子たちの読解力が落ちてきている理由だ」「ハングルは便利だけど発音記号だから、概念を理解するには、一つ一つ意味を持っている漢字を知る必要がある」「漢字の効率と美しさを改めて学び身につけるべきだ」「漢字を中国語だと思っている愚かな人たちが多いせいで、韓国語が死んでしまう」など、漢字を学ぶべきだというコメントが殺到している。
一方で「漢字は必要ない。あれは科学的な文字ではなく、単なる絵だ」といった声も見られた。(翻訳・編集/麻江)