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【カナダの潜水艦パートナー】 韓国防衛企業が参入狙う…北極防衛強化に向けた協力
海軍潜水艦「島山安昌浩」(c)news1
【11月13日 KOREA WAVE】カナダ海軍は、3000トン級の新型潜水艦を導入するために「潜水艦パートナー」を探し、
韓国の造船所を視察する動きを見せている。
韓国の防衛産業界によると、カナダ海軍群司令官アンガス・トップシー中将は、韓国の主要造船企業であるハンファオーシャンと
HD現代重工業の造船所を訪問し、潜水艦建造施設の視察やブリーフィングを受ける予定だという。
さらに、韓国海軍や防衛事業庁との会合を通じて、韓国の潜水艦運用状況も把握する計画だ。
カナダは2024年7月に潜水艦の新規導入手続きを開始しており、韓国を含む各国に情報提供を要請した。
韓国の防衛産業企業は既に入札への参加意向を表明しており、契約締結は2026年または2027年を目指している。
今回の潜水艦導入計画では、カナダは3000トン級の潜水艦8~12隻を調達予定で、純粋な事業費は20兆ウォンを超え、後続の軍事支援を
含めると総額は60兆ウォン規模に達する見込み。この規模は、ポーランド向け防衛輸出と同水準の巨大プロジェクトといえる。
北極海の戦略的価値が高まる中、カナダは老朽化した4隻の潜水艦に代わる新型潜水艦を導入し、ロシアや中国に対抗して北極圏の防衛力を
強化する計画を進めている。韓国政府も、カナダとの防衛協力を強化するため、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領がトルドー首相と
会談し、韓国企業の参加への期待を表明。
トルドー首相も韓国の防衛産業の技術力を評価し、韓国との協力を前向きに検討していると応じた。
2024年11月13日 11:00 発信地:韓国
https://www.afpbb.com/articles/-/3548570