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大谷グローブが届いて10ヶ月ほど経った今、小学校では…
その大谷選手が去年の末頃から全国の小学校に贈ったグローブ・通称「大谷グローブ」。10カ月ほど経った今、三重県内の小学校でどのように使われているのか取材しました。
「野球しようぜ!」そのメッセージとともに、去年11月ごろから全国の小学校に3つずつ贈られた大谷グローブ。
もちろん三重県にも届き、県内全ての小学校や特別支援学校など360校を超える学校に配られました。
到着してすぐは、休み時間や体育で使う学校、飾って使わない学校など、全国の小学校で様々な使い方が報じられました。
児童数が200人を超える津市内の公立小学校全24校にリサーチしたところ、職員室でグローブを管理する学校が約7割。休み時間に希望者に貸し出すという学校が多く、毎日使っているという学校もありました。
一方、児童数の関係で誰でも見られるよう飾ってはいるが、使用することはないという学校もありました。
全校児童37人の鳥羽市立弘道小学校。大谷グローブが置かれていたのは学校の入口。他の貸し出しグローブと同じように置かれています。
北佳子校長は「児童会の子どもたちが曜日やルールを決め、休み時間に使えるようにした。子どもたちが喜んでこのグローブを持って運動場で遊ぶ姿が見られた」と当時の様子を話しました。
「一緒に野球をする子が増えた」と話す小学生
届いた時の感想を子どもたちに聞くと、「おお~すごい!ってなった。使ってみると大谷選手が隣にいるような感じだった」「一緒に野球をする子が増えた。前は3~4人程度でちょっとやるぐらいだったが、今は8人くらいでやっている」と話していました。
取材したこの日の天気は晴れ。授業が終わり休み時間が始まると、子どもたちは一斉に運動場へと駆け出します。
お目当ては大谷グローブ・・・かと思いきや、大谷グローブをスルー。ボールを取り、それぞれが自分のグローブを持って外へ出て行きます。
半年ほど前に野球を始めた6年生の北川郡司くんも、手に持っているのは自分のグローブです。
北川くんは野球を始めるきっかけについて「友だちが楽しそうにやっていたので僕もやりたいと思った。野球はめちゃくちゃ楽しい。ボールが相手の胸にピシッと決まった時が嬉しい」と話し、大谷グローブを使っていない理由については「大谷グローブが来た時は使っていた。その後は自分のグローブで遊んでいたので、こっちの方が慣れている」と、野球を続けるうちに自分のグローブを持つようになったと語りました。
北校長は「大谷グローブが届いたことをきっかけに、特に高学年で自身のグローブを持ってきて、キャッチボールをしたり野球遊びをする子どもが増えた。野球を全くしなかった子どもが野球を知った。キャッチボールをしたり、新たに自分のグローブを購入したという子もいる。大谷グローブをきっかけに『野球をしようぜ』って感じで、子どもたちの間に野球をすることが広がっていった」と、大谷グローブがもたらした変化を実感していました。
続きはソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f68f5f00ca54b1824ed7bd4a4fcbb1b111debfe