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【韓国紙】「英国や日本は今も植民地収奪を美化する」「日本はわざと韓国を刺激し利用する」
全北道民新聞はイ・ジョンドク全北大教授の寄稿文『ふてぶてしい帝国主義、ふてぶてしい日本』を掲載した。
イ教授は、西欧諸国が過去数百年にわたって帝国主義として世界を侵略し、多くの被害をもたらしたが、「しっかり反省したことがない」と指摘した。
イ教授は、「現在のイギリス人の半数以上が、英国がインドを植民地支配し、インドを助け、インドのためにむしろ英国が犠牲になったという恥知らず考えを維持している」とし、「植民地を持ったほとんどの国が植民地を助けるために植民地支配をしたと思っている。学校で世界史をそのように教えているからだ」と説明した。
続けて、「大多数の日本の人々は植民地期間中に韓国に道路を作り、工場も建ててやり、農業生産も発展させ、近代制度を移植してやったのに、韓国が日本の植民地支配をいつも批判だけするので恥知らずだとの考えを持っている」と伝えた。
イ教授は、ある経済学者が、英国のインド植民地支配によってインドから略奪された価値が45兆ドルに達するとの分析を行ったことを指摘。また、英国がインドの産業と社会を崩壊させたことで、インドは解放後も社会を軌道に乗せるために多大な犠牲を払わなければなかったとし、「ところが、英国の人々は概して、インドは元が未開の国なので、自分たちで問題を解決できないのに、なぜそれを英国の責任に転換するのかと反問する」とし、「強引にまでインドを助けてやったという思いにしがみつく」と指摘した。
日本についてイ教授は、台湾や韓国は解放されたにも関わらず、「日本が帝国主義的侵奪過程で略奪した独島と尖閣諸島を今も自分の領土だと主張している」とし、「帝国主義的侵奪を心から反省しても足りないのに、帝国主義侵略の過程で奪った土地を自分のものと最後まで主張するずうずうしさを示している」と述べている。
イ教授は、安倍政権以降の日本が強引さを増している背景として、「日本が大きな危機的状況に陥っているため、外部に敵を作っている」とし、「積極的に韓国、北朝鮮、中国と戦いながら、これらを悪い国である非難する」と分析した。
そのうえで、「邪悪な外部勢力のために日本が危機にあると思い込ませ、国民の関心と腹いせがこれら国々に向くようにしている」とし、「ドイツナチスは国民の不満をユダヤ人に向けた」と述べた。
続けて、「支配層は、国民の不満と怒りが大きくなると、国民が自分たちを攻撃しないよう多くの外部の敵を作って怒りを外部の敵に向けさせる」とし、「日本経済の失われた30年も東日本大震災と《原発爆発》でさらに難しくなった状況を免れするために、独島が日本の領土というイベントを強化し、独島が日本の領土だと教科書や地図に載せて韓国を刺激し、日本人が怒りを韓国に表出させるようにしている」と批判している。
KOREA ECONOMICS 2021年10月15日
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