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【ドラフト】「上位3人遊撃手指名の巨人は最下位評価」 元ヤクルト編成部長がドラフト採点
転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1729823736/
ヤクルトで編成部長、阪神でもスカウトを務め、ヤクルト、阪神、楽天ではコーチとして故・野村克也氏を支えた”元参謀”として知られる松井優典氏(74)に独自視点で各球団のドラフトを採点してもらった。
広島が宗山の1位指名を公表しただけの“鉄のカーテンドラフト”。いざ蓋をあけてみると、大学ビッグ5のうち、宗山に5球団、金丸に4球団、青学大の西川史礁にオリックスとロッテの2球団が競合し、1本釣りに成功したのはヤクルトの愛工大の最速160キロ右腕の中村優斗だけだった。宗山は楽天、金丸は中日、西川はロッテ、そして外れ1位でもソフトバンクと日ハムが福岡大大濠の“二刀流”柴田獅子で競合して、新庄監督がクジを引き当て、花咲徳栄の大型遊撃手の石塚裕惺にも巨人と西武が競合して巨人が交渉権を獲得した。
松井氏は「金丸は5月に腰を怪我したため競合が減ると思っていたが、各球団が調査をかけて大丈夫だという判断だったのだろう。宗山に関しては源田壮亮のいる西武は、西川にいくと思っていただけに意外だった。広島だけしか1位を公表しなかった駆け引きの結果、例年以上に各球団の戦術、戦略が見え隠れしたドラフトになった。巨人を除き、全体的に平均点以上だった」と総括した。
松井氏は12球団の成否採点の大前提として「大学ビッグ5を指名できた5つのチームはそれだけで80点の合格ラインを越えたと評価していい」とした上で、一番の成功球団として宗山の交渉権を得た楽天をリストアップした。
採点は92点。
「即戦力型に特化した。プロ9年目にしてショートで1本立ちした村林一輝をどこへコンバートするのかという問題はあるが、宗山という軸になる選手が取れたことに加え、5位で早大の“長距離砲”外野手の吉納翼を指名できたのが大きい。ポスト島内宏明をイメージしたのだろう。2位の環太平洋大の徳山一翔が左腕、3位の独立リーグ徳島インディゴソックスの中込陽翔が巨人の大勢に似た変則サイド、4位の日鉄ステンレスの江原雅裕が右腕と多彩な構成で即戦力投手を指名でき、Bクラスのチームが、来季その上を狙うための補強はできたように思えた」
続く評価は中日の90点。金丸を射止め、2位で西濃運輸の左腕の吉田聖弥、4位で日本生命の捕手の石伊雄太、5位、6位で素材型の高校生投手2人を獲得した。
「井上新監督がいい仕事をした。ポスティングの小笠原の穴は金丸で埋まる。秋に先発できずすべて救援登板で全力投球ができていない点が気になるが、最後の登板にスカウトを送ったのは中日だけだったと聞く。昨季は草加勝(亜大)がキャンプ前に手術となったのでよほどの調査をしたと思う。3年時の力なら2桁は勝てる。さらに2位の吉田も最速152キロのストレートにチェンジアップを操れ、外れ1位で消えてもおかしくなかった投手。石伊は守備型の捕手だが、攻撃型の捕手に宇佐見がいるのでそこが狙いだったのだろう。ここ数年、大学、社会人の内野手に偏ったドラフトが続いていたが、下位で素材型の投手を指名してバランスもとれた」
(略)
そして「最下位の評価」は、巨人で平均点に届かぬ65点。石塚を西武との外れ1位の競合で引き当て、2位で九州産業大の俊足巧打のショートである浦田俊輔、3位でも上武大の左の長打力を秘めた大型ショートの荒巻悠を指名した。
「ポスト坂本勇人を意識しているのだろうが、上位3人をショートでまとめたのは、あまりにも偏り過ぎている。高校生の石塚、スピードタイプの浦田、長打タイプの荒巻と、特徴の違う選手を集めたが、菅野智之がメジャー挑戦するのだから、即戦力の投手を絡めておくべきだった」
全文はソースで
RONSPO
https://news.yahoo.co.jp/articles/2439f942e50288f33cee85a3dfc24fd73d7fae4c