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【韓国漫画】ウェブトゥーンには何が足りない?読む価値のある作品がないの声 次にくるマンガ大賞でも一つも入らず
一方、「ストーリーが面白い」は15.6%、「世界観がわかりやすい」は14.1%と、作品の物語に関する項目は下位に収まっている。
世界観については、Webtoonでは韓国や中国の神話的な世界観や武狭小説の世界観を背景に描かれる作品も多いため、日本の作品と比べて相対的にハードルが高くなってしまっているという点を考慮すべきだろう。
とはいえ、10月には「ネイバーウェブトゥーン」の株価の下降に伴い、「実際に読む価値のある作品を見つけるのが難しい」「1つの作品が人気を集めると、似たようなジャンルの作品が次々と登場し、多様性に欠ける」といった指摘が報じられている。
ビジネス的な評価に対して、創作面での評価が伴っていない(=創作性については発展途上)というのは業界全体の課題となっている。(略)
「マンガ大賞」でトップ20圏外になるWebtoon
こうした調査結果は、Webtoonヘビーユーザーである筆者の主観としては、矛盾するようだが意外性と納得感が共存するデータだった。
というのも、読者投票によって順位が決まる「次にくるマンガ大賞 2024」において、コミックス部門の大賞を獲ったのは『週刊少年ジャンプ』で連載中の『カグラバチ』、Webマンガ部門の大賞を獲ったのは「少年ジャンプ+」で連載中の『ふつうの軽音部』。
いずれもジャンプブランドの作品だった。
一方で、LINEマンガ内で1億PVを突破したことが明かされている『神血の救世主』は、「次にくるマンガ大賞 2024」にノミネートはしているものの最終的な結果ではトップ20にも入っていない。
もちろん、読者投票に参加するほど熱心な読者と、今回のアンケートに参加した層には乖離があったと考えられる。(略)
全文
縦読み漫画「Webtoon」には何が足りないのか? 読者の声から見えてきた創作性という課題
https://news.yahoo.co.jp/articles/9084729591dc5f143c20948dd1a736fc5d952c65