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【韓国】住宅価格・食品価格・原油価格に電気料金・通信費も上がる…インフレ悲鳴
統計庁が6日に発表した「9月の消費者物価動向」を見ると、先月も国際原油価格上昇にともなう石油類価格の高騰が著しい。先月の物価上昇率の3分の1に当たる33.9%は石油類価格が引き上げた。自動車用液化石油ガス(LPG)価格は1年前より27.7%、軽油は23.8%、ガソリンは21.0%上昇した。
10月にも石油類価格上昇が続く可能性が大きい。国際原油価格が通常3~4週間程度の時差を置いて韓国に反映されるためだ。石油類価格が上がり各種工業製品価格も前年より3.4%上昇した。2012年5月の3.5%以来9年4カ月ぶりの上昇幅だ。
◇生活物価はすべて上がる
不動産価格急騰で住宅費負担はまた増えた。伝貰価格は昨年より2.4%上がり、2017年11月の2.6%以降で最も大きく上昇した。月貰は0.9%上がり2014年7月の0.9%以降で最大幅の上昇となった。
食品価格はすでに上がるだけ上がった状態だ。9月の農畜水産物価格上昇率は前年同月比3.7%を記録した。農畜水産物は2月に16.2%まで上がってから毎月上昇幅は縮小しているが、物価指数そのもので見れば先月は135.12(2015年=100)で最高値となった。
食品価格が上がり外食価格も3.1%上昇した。外食を含む個人サービス価格は前年比2.7%上昇した。統計庁のオ・ウンソン経済動向統計審議官は「新型コロナウイルス第4波にも消費心理は反騰し、個人サービス価格上昇が続く可能性が大きい」と分析した。韓国銀行によると、先月の消費者心理指数(CCSI)は103.8(100より高ければ楽観的)で3カ月ぶりに反騰した。
中央日報 2021.10.06 17:09
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