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巨人がオイシックス新潟・橋上秀樹監督をコーチで招へいへ 11年ぶり復帰でID野球注入
転載元: https://tanuki.5ch.net/test/read.cgi/livebase/1729534055/
日本シリーズ進出を逃した巨人が来季のコーチとして、今季2軍のイースタン・リーグ公式戦に新規参入したオイシックス新潟アルビレックスBCの橋上秀樹監督(58)の招へいを検討していることが21日、分かった。作戦系のポストが有力だ。来季セ・リーグ連覇へ早くも動き出す。指導者としての豊富な経験と鋭い観察眼で、橋上氏には悲願の日本一を目指す阿部巨人のレベルアップが期待される。招へいが実現すれば1軍打撃コーチを務めた14年以来、11年ぶりの巨人復帰となる。
橋上氏は阿部監督の安田学園高の先輩。現役時代はヤクルト、阪神、日本ハムで主に外野手としてプレーした。引退後は楽天で07年から3年間ヘッドコーチを務め、野村克也監督の下で選手起用や作戦面もサポートした。ノムさんのぼやき節を近くで聞いて「ノムラの考え」を勉強。ミーティングやデータを駆使する「ID野球」を吸収した。
12年には当時、新設された「戦略コーチ」として巨人入り。高校の後輩の阿部慎之助捕手に攻守の切り替え、メンタル面、打席内で集中力を切らさない大切さなどを伝えた。阿部捕手はこの年、キャリアハイの打率3割4分、104打点で首位打者と打点王の2冠を獲得。ヒットだけでなく凡打で1点をどうもぎ取るか、投手と打者のカウント別、状況別の心理の違いなどを伝授し、チームは日本一に輝いた。14年までの3年連続リーグ優勝に貢献。13年WBCでは侍ジャパン戦略コーチも務めた。
巨人は今季、4年ぶりのリーグ優勝を果たしたが、得点数リーグ4位の462と攻撃面で課題が残った。2年目の浅野や4年目の中山らが貴重な経験を積んだが、さらなる成長のためには打席内での球の待ち方や相手投手についての考え方、データの効果的な活用法など、学ぶべき点は多い。橋上氏の卓越した野球理論と分析のスペシャリストとも言われる眼力が加われば大きな戦力になる。
橋上氏は今季、オイシックスの監督としてイースタン・リーグで巨人のファームとも対戦。伸び盛りの若手選手の現状を近くで見てきただけに、相手として感じたことを還元できるメリットもありそうだ。その他のコーチは若干の配置転換や内部異動を今後調整していく見込みとなっている。