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【ジェノサイド】中国の元警察官がウイグル・ジェノサイドの実態語る ナチス超えの悪事は決して許してはならない
《ニュース》
米CNNは6日、中国の元警察官に新疆ウイグル自治区で起きている「ジェノサイド」の実態についてインタビューした様子を報じました。
《詳細》
CNNのインタビューに応じた元警察官はかつてウイグル自治区に派遣され、「テロ対策」と称した弾圧に関係していました。
その後、ヨーロッパに亡命し、中国に残した家族を守るため「ジャン」という仮名を名乗っています。
ジャン氏によれば、「新彊支援」と呼ばれる仕組みの下、中国各地の省から15万人の警察官が集められていました。
派遣中の給与は通常の倍となり、他にも特典がつき、当局がウイグル自治区の各地域に治安関連資源を含む支援を提供するよう各省に促したといいます。
ジャン氏が初めて派遣が決まった際、上司から「(ウイグルで)分離主義勢力が母国を分断したがっている。我々は彼らを全員殺さなければならない」と言われるなど、
警察官の間ではテロの脅威に打ち勝ちたいとの機運が高まっていました。
しかし、ジャン氏が目の当たりにした光景は、あらゆるところに検問所があり、多くのレストランや広場が閉鎖されているというものでした。
夜間には、摘発する対象者の名簿が渡され、警察のチームが家宅捜査を行います。
ジャン氏によれば、コンピューターや電話などからデータを押収しており、時には地区の委員会を利用し、村の会合で住民を集め、集団で拘束することもありました。
拘束された人はすべからく拷問に遭い、なかには14歳の子供も。
椅子に縛りつけ、天井からつるすことや、性的暴行、電気ショック、水責めもありました。さらには、数日間寝ることを許さず、食事や水を与えないこともあったといいます。
ジャン氏は自身が関与した数百人の逮捕の中で、テロを企てた者は「誰もいない」と指摘。「彼らは普通の人々だ」と話しました。
「一人の兵士でも起きたことには責任がある。命令を実施する必要はあったが、あまりにも多くの人々が一緒にこれを行った。我々にはその責任がある」とも語りました。
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