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岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が16日夜、東京・銀座の老舗2軒を訪れ、夕食会に臨んだ。
65歳の首相、62歳の尹氏の食欲は止まらず、すき焼き、オムライス、ハンバーグ、トンカツなどを食べ歩き、酒を酌み交わした。
両首脳は午後7時半過ぎから夫人同伴で1時間半近く、大正13年創業のすき焼き店「吉澤」を訪問。首相周辺によれば、ビールで乾杯し、日本酒を飲みながらすき焼きを食べ、最後は稲庭うどんで締めた。
その後、首脳2人で老舗洋食店「煉瓦(れんが)亭」で異例の2次会へ。2人は上着を脱ぎ、ネクタイも外したラフな格好で、尹氏の好物というオムライスのほか、トンカツ、ハンバーグ、ハヤシライス、チーズを注文した。ビールと焼酎も飲みながら約50分滞在した。
煉瓦亭では、尹氏がファンだという日本の有名な食べ歩きドラマ「孤独のグルメ」の話題に花を咲かせたという。
外国首脳との夕食会は通常、首相公邸で行うが、今回は「尹氏はかつて銀座に何度も行ったとの情報があり、韓国側の意向を踏まえた」(首相周辺)という。尹氏は幼少期に一橋大に留学した父親に帯同して訪日した経験がある。
日韓友好の鍵となってしまった模様
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