阪神・岡田彰布監督、打撃練習登板のＢ・ケラーに「先発のＢの方か…」「ちょっと危機感持てと」「いつでも投げさせてもらえると思ってたら…」

阪神春季キャンプ（２０日、沖縄・宜野座）阪神キャンプ第５クール３日目の２０日、岩崎優（３１）、ブライアン・ケラー（２８）、ジェレミー・ビーズリー（２７）、カイル・ケラー（２９）の４投手が打撃練習に登場した。岩崎は６人に安打性は１本で、Ｄ１位・森下翔太外野手（２２）＝中大＝のバットを折るなど、仕上がりは順調で、今キャンプ初のフリー打撃登板を終えた。「３安打２四球」のＢ・ケラーに岡田彰布監督（６５）の反応は…。指揮官の主な一問一答は以下の通り。

ーー岩崎は

「こっちで、実戦は投げへんみたいやから。まあ１回投げたんちゃうかなあ」

ーー本人はブルペンでも真っすぐを投げて、意識してやっていると思うが

「最初は体調悪うて。それから毎日ブルペンに入って投げとるからな。見とったら。几帳面や、アイツなあ。ようわからんけど、アイツだけ、きっちり球数を投げとんのやな。３０とか４０とか５０をな。アイは絶対、１０球単位で投げとんのやな。こだわりあるんかな」

ーー外国人３人が投げたが

「先発のＢの方か。Ｂのケラーも２回投げて。だからお前、ちょっと言うたんよ。ブルペンの回数とか、球数とか。通訳が言うたみたいやな。ちょっと危機感持てと。今だったら、そんなんお前、（先発ローテで）投げられへんぞ、入れへんぞ、ってな、お前」

ーー監督が通訳に…

「俺はピッチングコーチにな。アイツ、アレじゃアカンで。いくらなんでもと」

ーー２回投げたのは予定通り

「予定通り。自分で投げるて言うたらしいで。危機感持たななぁ。いつでも投げさせてもらえると思ってたら、そんな枠ないかもわからんぞ。今の状態見とったら。なあ」

ーー本人はしっくり来てないと

「そら投げてないからやろ（笑い）。投げて感じをつかまないとしっくりも、けえへんやろ」

ーー２月中に良いモノを見せてほしい

「いつかは投げると思うけどな。オープン戦とかな。近い試合でな。アイツは先発として獲ってるわけやから、２人（Ｋ・ケラー、ビーズリー）は後ろの方やけど。ビーズリーの方はあれからよう入っとるやろ。それもちょっと言うたみたいやけどな。通訳からな。２人はブルペンの方やからな、１イニングとかそんな感じやけど、Ｂの方はやっぱり先発やからな、その辺ちょっと違いがあるし」

ーー打つ方では森下は

「もう十分かな。そんなに何回でも打たさんでも。もう普通通りにな。明日（２１日）終わると、ほとんどゲームばっかりになってくるから。今度は相手チームのそういうピッチャーに当てていこうと思うけどな」

ーー森下の守備は

「普通よ。おーん。ヘタでは全然ないし、シートノックではスローイングもいいもんなあ。低くて強い球をな。、ずっと送球ミスがないやんか。肩には自信持ってると思うけどな」

ーー甲子園の広さに慣れること

「だから帰ってなあ、甲子園で練習やると思うけど、甲子園であんまり守ってないのいてるで、外野。ほとんど半分くらい（甲子園で）守ってないんちゃうか。最近全然守ってないのも結構おるから。連係とか向こう帰ったら練習の中でやらなアカンわな」

ーー先の話だが３月６日の日本代表との強化試合で、栗山監督の意向を聞くのか

「どうやろう。言うてくるかも分からんけどな。こっち側が別にな。そりゃ可能性はあるけどな。ちょっと、右とか左とかな。おーん。でもそれはちょっと分からんで」

ーーローテに入る可能性がある投手が

「そうやろうな。時期的に寒いけど京セラでできるからな。誰投げるか分からへんけどな。その前の甲子園ちょっと寒いやろ。４日、５日は（いずれもオリックス戦）。だからどっちかと言うたらな。６日、７日（韓国代表との強化試合）に投げさせたいよな。そんなんお前。若い選手いかなしゃーないわな」