『寿司にはワサビ派、なし派?』

『寿司にはワサビ派、なし派?』

『寿司にはワサビ派、なし派?』

◆ワサビは、消臭や食中毒の病原菌に対する抗菌効果を持つ日本原産の香辛料なんです。 
江戸時代後期に握りずしが流行して、ワサビを付けるやり方が広まった。 
刺し身に付けると、魚の生臭さが消えると昔からいわれている。 
昔の人はワサビの“毒消し効果”を経験から知っていたという事だ。
◆大正から昭和初期:料理人とともに地方に広がった握りずし。
江戸時代、握りずしは「江戸の郷土料理」という位置づけであった。
では、いつ頃全国へ広がったのだろう。
急速に全国に広がったのは、大正から昭和初期にかけてとされている。
関東大震災(1923年)で被災した料理人が東京をはなれ、地方に移り住み、江戸の食文化が一気に拡がったようだ。
さらに、太平洋戦争でも東京を追われた職人も数知れず、握りずしの伝播につながったとされている。
◆戦後の法令と握りずしの全国展開
実はある重要な法令が出されていた。
1947年の「飲食営業緊急措置令」である。
戦後の食糧難のもと、アメリカに食料援助を受ける状況で、外食産業が規制を受けたのである。
当然すし屋も対象となるはずであった。
ところが東京都のすし商の組合が交渉し、「一合の米と引き替えに加工賃を取り、十かんの握りずしを作る」ことで、すし屋は飲食業ではなく「委託加工業者」として営業の許可をとることができた。
その結果、全国各県のすし屋がこの方式を取り入れたため、結果的に、握りずしでなければ正規の商売ができないという図式ができあがってしまった。
これにより、握りずしの全国展開が決定的なものとなり、現在に至ったとされている。
握りずしとワサビの組み合わせによりワサビの普及がすすんだことを考えると、ワサビの運命に大きな影響を与える出来事であった。
◆現代はワサビぬきが普通?
こうして握りずし文化は現代にも受け継がれることになった。
ところが、「ワサビとすし」の最強と思われてきた組み合わせにも、近年変化の兆しが見えはじめている。
1958年に日本で初めての回転寿司が大阪で誕生し、現在では回転ずしが「すし文化」の一翼を担いつつある。
ところが今、回転すし店では、子供たちが多く利用することもあり、すしとワサビが切り離されるようになってきた。
少し前までは、「さび入り」、「さび抜き」が皿で区別されるなどしていたが、現在ではほぼ全ての店舗で、最初からはワサビを加えない「さび抜き」が基本になってしまっている。
スーパーのパック入りのすしにも、最初からワサビが入っているものはほとんど見られなくなってしまった。
このままでは、何世代か後の日本で「すしにワサビ」が当たり前でなくなる日がくるのではなかろうか?
🍣🍣🍣🍣🦐🆖🍣🍣🍣🍣🆖🦐   🍣
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♦余談になるが、回転すしに当時、感動したアメリカンが、カリフォルニアに帰国後、日本の回転すしチェーンから得た知識をもとに、エンジニアと共にカリフォルニア回転すし店、第一号店をオープンするまでに至った。
オープン当日、友人、知人、を大勢招待し、自慢の回転すしをご披露  ❢
さて、カウントダウン!
スイッチ・オン!
なんと、寿司が回らすに客が回っているではないか😆
ここで発明したのが、カリフォルニアロールだったとか、そうでなかったとか😁
因みに、彼女の名は
【Miss・テイク】

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